2014年7月31日木曜日

2014夏・北海道へ出発

今週末の2連戦、参加してきます。
・8/2(土) 札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会(ノーマルヒル)
・8/3(日) 札幌市長杯大倉山サマージャンプ大会(ラージヒル)

特に大倉山はまだ飛んだことがないので、当日初飛びになるけど、楽しみ。

●大会には出るべし
一度出てみると、来年以降の目標も出来て、良い感じ。

例えば7/13(日)には朝日町の夏の開幕戦も出てきたんだけど、
今回48mだったなら、来年は50mを越えよう!と思える。
こんなふうに、自然と新しい目標を見つけられるのが良いところ。

そして、僕は30位以内に入れるレベルではないので、
2本目はコーチボックスで見てたりする。

こうなると、あこがれの選手たちのジャンプを目の前で見られる。
もちろんテクニックを見て参考にすることもあるんだろうけど、それよりは単純にファン心理が大きかったりする。

目の前で船木さんはじめ、TVの中で見た選手たちのジャンプを見れる。
岡部さんのジャンプも、一度コーチボックスから見てみたかったな。。

この前、宮の森でジャンプ台脇のリフトを登ってるときに、船木さんがちょうど上から飛んできたことがあった。

もう、すごい。鳥肌がたった。
風を切る音。。微動だにしない、美しすぎるフライトフォーム。
静かに、しかし前に前にグングン進んでくる。そのままK点越え。
感動した。

あのお方のジャンプは、誰がなんと言おうと芸術だわ。。

●夏合宿 at 北海道
2試合参戦後は、そのまま北海道で夏合宿に入ります。

夏合宿はここ数年定例化してます。

普段の練習場所は妙高がメインで、たまに白馬、飯山だけど、夏のお盆前後は札幌に出かける。札幌駅近くに行きつけの宿もあって、とても良心的な価格で宿泊させてもらえる。

そして今回の夏合宿も、FITチームや大学生チームと一緒に行動させてもらう予定です。

いつもFITコーチの杉本さんにはお世話になりっぱなしで、感謝。いつか倍返しさせていただきたい。そして大学生チームと内藤コーチなど、様々な方にお世話になり、支えられている。

ジャンプ合宿では、地味だけど実際大変なことがいくつもある。

まず、道具や自分たちの移動。250cm前後あるスキーやブーツ、スーツなどを運ぶためには、レンタカーを借りたり、長距離を運転したりする。

そして、ジャンプ台に着いてからも、定期的な水まき、お互いのジャンプをビデオに撮ってテクニックを確認したりなど、人手が必要だ。

とても一人じゃ出来ない。仲間たちがいてくれるから、ずっと飛べている。

毎日の過ごし方は、大学生チームと一緒に寝泊まりして、朝は早起きで夕方までジャンプ。その後、夕飯は宿の近くで食べたり、たまにすすきのに繰り出してリッチにいくことも。合宿最終日はたいていビアガーデンでフィーバー。

今年もみんなでわいわいやりながら、純粋に、めいっぱいジャンプを楽しんできたいと思います。

楽しみ!!



●朝日町で(2014/7/13)


●宮の森でお昼休憩(2014/7/14)

2014年7月10日木曜日

【3位表彰台】2014 妙高高原ジャンプフェスティバル

先週末は、今シーズン最初の大会に参加してきました。

第6回妙高高原ドリームジャンプフェスティバル
http://nsa.jpn.com/sportsoffice/6117

●みんなが楽しめるジャンプのお祭り
このフェスティバルは、清水久之さんがメインナレーターを務めていて、試合(久之さんいわく、試合ではなくて、お祭り。笑)も、その後のお楽しみイベントも大いに盛り上げてくれた。

イベントはスイカ割り、お菓子、アイス(ハーゲンダッツ争奪ジャンケン)、ミズノのスポーツ用品争奪ジャンケンなどなど。そこに久之さんトークも加わって、みんなわいわい賑やかに盛り上がってた。

参加してる選手も、見に来た親御さんも、子供から大人まで、いつもみんなが楽しめるイベントだったと思う。今回は、僕も家族を連れていったのだけれど、ばあちゃん(88)も「見ていて楽しかった」と話してた。やはり久之さんは偉大だ。

そして、イベントだけではなく、もちろんメインの実技(試合?)も盛り上がった。

●多彩な参加選手
注目選手の参加も多くて、清水亜久里選手などのトップ選手に加えて、
本州のレジェンド(と会場で紹介されていた)最上さん(67)も鋭いジャンプを披露してくれていた。僕も70歳まで飛びたいので、今回初めてお目にかかることができて良かった。話しかけると気さくにお話もしていただけた。身体も細いし、すごく刺激になった。

そして僕にとってはまぎれもなくもう一人のレジェンド・石野さん(62)も、鉄人・国井さんも参加されていて、やっぱりジャンプは年齢なんか関係ないと確信させてくれた。

ジャンプは、やっぱりパワーじゃないんだと。ゴルフと同じで、力任せのスイングはいらない。方向とタイミング、バランスこそが核心なんだと思えた。

そしてずっとお世話になっている、飯山のジャンプ選手、親御さんにも久々に会えて嬉しかった。
ジュニア選手たちは、みんな背も伸びて、ジャンプのストロークも大きくなっていた。少年組の優勝者も飯山ジャンプ少年団から出ていた(あっくん)。まだまだ彼には勝てないなぁ。笑

あと、いつものお仲間のエクストリーム小川選手もエントリー。彼がいると和んだ。彼は最近実力をあげていて、練習ではK点に迫るジャンプもしている。

●初の表彰台!!
今回は、僕自身も良いジャンプが出来た。
成年組、3位表彰台。

自分でもちょっと驚いた。どんなに小さな大会とは言え、表彰台に立てたのは初めて。嬉しい。ワンチャンいけるかなと思いつつ、本当にいけてしまった。

風もよかったと思う。
特に2本目はきれいに飛び出せて、P点を越えた。
テイクオフした瞬間、グインと踏み込む感じがあって、飛び出し直後にふわっと身体が持ち上げられるのがわかった。

●”試合感”
久々に緊張感(さすがに多少はある)の中で飛んでみて、”試合感”みたいなものを思い出せた。

”試合感”ていうのは、試合本番じゃないと、なかなか味わえない感覚のこと。

1本目は失敗したんだけど、これは飛ぶ前から決まってた気がする。試合感が鈍っていたからだ。

1本目は、ブーツの紐を縛るタイミングとか、準備が遅れてしまっていた。スタートゲートに座っても呼吸が整ってなくて、息が上がってる状態でスタートするしかなかった。

実際の試合では、スタート前の準備って、けっこうリアルな話だけど、飛ぶ順番が近づいてきたときに、階段のどこで待っているかですら、けっこう重要だ。

スタートを待っているときに、スタートゲートのすぐ近くか、何段も離れたところにいるかでも、状況は変わってくる。

近くにいると、あらかじめスキーを履いておいて、十分にアプローチ姿勢のチェックをした後にスタートゲートに座ることができる。

でも、遠くにいると、他の選手がいたりしてスタート直前まで近づけないこともあって、その場合は前もってスキーを履けない。だから、自分の順番の直前にゲート付近に移動することになり、それから慌ててビンディングをセットしたり、慌ててアプローチ組んでチェックしてみたりすることになる。結果として、落ち着いてスタート出来ないこともあり得る。

1本目の失敗はここだったかなと思う。ジャンプの技術以前だ。
2本目は、反省を活かして、スタート近くの階段を早めに確保して、早めに準備しておいた。だから落ち着いて上手く飛べたんだと思う。このあたり、試合感を鍛えられて良かったと思う。

あと思ったのは。試合本番では難しいことは考えられないな、単純なことしか出来ないな、ということ。

2本目の成功は、気を付けることを、細かな技術じゃなくて、カンタンなこと=タイミングだけ合わせる(だけ)=にしたのが良かったと思う。

2本目は落ち着いて、風を見て、しっかり息を吐いてスタート。タイミングだけ合わせたら、風も味方してくれて、フワっと身体が浮き上がった。テレマークもきっちり入った。

お祭り的な雰囲気もあり、楽しく飛べて、着地後はガッツポーズが自然に出てきた。
今回は実技もイベントも、良い思い出になりました。
家族の前で表彰台に登れたのも良かった。

来年はもっと上を目指そう!


●写真①:レジェンドたちと一緒に


●写真②:初めての表彰台

●YouTube:3位を決めたジャンプ(と最近のジャンプ)