日本に1つしかないジャンプのお祭り。
第7回(2015)妙高高原ドリームジャンプフェスティバル。
昨年(2014)の模様はこちら。
今年(2015)のリザルトはこちら。
●ジャンプを楽しむ
ジャンプは大会形式ではあるものの、プレッシャーのかかる「試合」ではなくて、あくまで日頃の頑張りの「お披露目会」という位置付け。
ストレートに言うと、飛ぶことを楽しもう、ジャンプを楽しもうというコンセプト。成績を残さなきゃと眉間にシワがよるカンジでは全然なくて。
朝のミーティングでも、技術代表の清水久之さんからは「午前中はジャンプ台を開放しますので、ジャンプを楽しんでください」とのコメントがあった。
何気なかったけど、この言葉が個人的にヒットだった。
「練習してください」ではなくて「楽しんでください」
こういう感覚がすごく良いな、と思った。人生はきっと笑ってるのが1番良いから。
●イベントもたくさん
そしてお披露目会の他にもイベントがたくさん。
スイカ割りや、スポンサーのミズノ製品争奪ジャンケン(すごく豪華!)。さらに今年は新種目、さくらんぼの種飛ばしも加わって、小学生、一般、女子の他、応援の皆さまも含めて、会場にいた全員参加で盛り上がった。
さくらんぼ種飛ばしは、美味しいさくらんぼ(サトウニシキ、糖度が高い!)をまずは食べて、そのあと口に含んだ種を遠くまで飛ばす競争。笑
僕も息をいっぱいに吹き込んで、さくらんぼ発射のスタンバイをしていたんだけれども、直前でチームメイトの小川先生が大々的にやらかしてくれて、笑って吹き出してしまって、自分も撃沈。笑
ちなみにジャンプ台のブレーキングトラックは、水は巻かれるし太陽は当たるしで、種から芽が出やすい環境とのことで、昨年はスイカの芽が500個くらい生えてきた様子。今年はスイカに加えてさくらんぼも出てくるのかも。
●お披露目会の模様
お披露目会は、ワールドカップ出場選手も参加していて、HS近いジャンプが連発するハイレベルな会になった。
僕自身も、かなり良いジャンプが出来た。
[YouTube]20150621 Yusuke Kitazawa - 57.5m/妙高高原ドリームジャンプフェスティバル(2本目)
映像がなくて残念なんだけど、今回の1本目は人生の歴代でもベストジャンプに近かったと思う。
ずっと無風の中で僕だけK点付近の風に恵まれたラッキーもあり、最後に浮き上がって伸ばしていけた。
しかしテクニック自体もだいぶ良い。去年までのベストを、今は余裕を持って飛べている感じだ。
●低すぎた飛行曲線とその修正
僕のジャンプの持ち味は、低い飛行曲線で鋭く伸ばすところだ(と思っている、笑)けれど、実は前日のトレーニングではボロボロだった。
前日は限度を越えて低すぎて、空中分解連発。
今は身体が柔らかくなってきているせいか、これまでと同じ踏み切りをしても、身体は今までより頭半分くらい前にいく。テイクオフ後に頭がスキーのトップの方にスッと進んでいく感じだ。
これ自体は良いことなんだけれど、前日はさすがに前に行き過ぎてしまっていて、いわゆる刺さるジャンプだった。それで、空中でバランスがとれずに分解していた。
そこでお披露目会では、飛び出しの方向を修正。こぶし1つ分上向きにしたところ、これが当たって飛んでいけた。
●変化する身体とジャンプのマッチング
しかし、この変化は嬉しい。
それまでと同じように動いても、実はもっと前にいけている、というのは、身体の変化がジャンプにつながっていることを実感出来る。
今シーズンは、もっともっと身体を柔らかくしていこうと思っているので、これからアプローチのポジションはどんどん低く、適正な形に変わっていくはず(期待もこめて)。
すると、それに応じてジャンプも変わっていくので、これからのジャンプがすごく楽しみだ。
今後はさらに身体を伸ばして柔軟性を高めつつ、ジャンプを飛びながら、新しい身体とジャンプが噛み合うように適応させていきたい。
そして、ラージヒルK点越え、目標にして飛び続けます。

写真①:レジェンドたちと。良い写真だなと思う。左から国井さん(54)、石野さん(63)、最上さん(68)、小川先生(40手前くらい)、僕(31)。

写真②:表彰式にたくさんの選手。妙高らしい。

写真③:小川先生の人気に嫉妬。笑
昨年(2014)の模様はこちら。
今年(2015)のリザルトはこちら。
●ジャンプを楽しむ
ジャンプは大会形式ではあるものの、プレッシャーのかかる「試合」ではなくて、あくまで日頃の頑張りの「お披露目会」という位置付け。
ストレートに言うと、飛ぶことを楽しもう、ジャンプを楽しもうというコンセプト。成績を残さなきゃと眉間にシワがよるカンジでは全然なくて。
朝のミーティングでも、技術代表の清水久之さんからは「午前中はジャンプ台を開放しますので、ジャンプを楽しんでください」とのコメントがあった。
何気なかったけど、この言葉が個人的にヒットだった。
「練習してください」ではなくて「楽しんでください」
こういう感覚がすごく良いな、と思った。人生はきっと笑ってるのが1番良いから。
●イベントもたくさん
そしてお披露目会の他にもイベントがたくさん。
スイカ割りや、スポンサーのミズノ製品争奪ジャンケン(すごく豪華!)。さらに今年は新種目、さくらんぼの種飛ばしも加わって、小学生、一般、女子の他、応援の皆さまも含めて、会場にいた全員参加で盛り上がった。
さくらんぼ種飛ばしは、美味しいさくらんぼ(サトウニシキ、糖度が高い!)をまずは食べて、そのあと口に含んだ種を遠くまで飛ばす競争。笑
僕も息をいっぱいに吹き込んで、さくらんぼ発射のスタンバイをしていたんだけれども、直前でチームメイトの小川先生が大々的にやらかしてくれて、笑って吹き出してしまって、自分も撃沈。笑
ちなみにジャンプ台のブレーキングトラックは、水は巻かれるし太陽は当たるしで、種から芽が出やすい環境とのことで、昨年はスイカの芽が500個くらい生えてきた様子。今年はスイカに加えてさくらんぼも出てくるのかも。
●お披露目会の模様
お披露目会は、ワールドカップ出場選手も参加していて、HS近いジャンプが連発するハイレベルな会になった。
僕自身も、かなり良いジャンプが出来た。
[YouTube]20150621 Yusuke Kitazawa - 57.5m/妙高高原ドリームジャンプフェスティバル(2本目)
映像がなくて残念なんだけど、今回の1本目は人生の歴代でもベストジャンプに近かったと思う。
ずっと無風の中で僕だけK点付近の風に恵まれたラッキーもあり、最後に浮き上がって伸ばしていけた。
しかしテクニック自体もだいぶ良い。去年までのベストを、今は余裕を持って飛べている感じだ。
●低すぎた飛行曲線とその修正
僕のジャンプの持ち味は、低い飛行曲線で鋭く伸ばすところだ(と思っている、笑)けれど、実は前日のトレーニングではボロボロだった。
前日は限度を越えて低すぎて、空中分解連発。
今は身体が柔らかくなってきているせいか、これまでと同じ踏み切りをしても、身体は今までより頭半分くらい前にいく。テイクオフ後に頭がスキーのトップの方にスッと進んでいく感じだ。
これ自体は良いことなんだけれど、前日はさすがに前に行き過ぎてしまっていて、いわゆる刺さるジャンプだった。それで、空中でバランスがとれずに分解していた。
そこでお披露目会では、飛び出しの方向を修正。こぶし1つ分上向きにしたところ、これが当たって飛んでいけた。
●変化する身体とジャンプのマッチング
しかし、この変化は嬉しい。
それまでと同じように動いても、実はもっと前にいけている、というのは、身体の変化がジャンプにつながっていることを実感出来る。
今シーズンは、もっともっと身体を柔らかくしていこうと思っているので、これからアプローチのポジションはどんどん低く、適正な形に変わっていくはず(期待もこめて)。
すると、それに応じてジャンプも変わっていくので、これからのジャンプがすごく楽しみだ。
今後はさらに身体を伸ばして柔軟性を高めつつ、ジャンプを飛びながら、新しい身体とジャンプが噛み合うように適応させていきたい。
そして、ラージヒルK点越え、目標にして飛び続けます。

写真①:レジェンドたちと。良い写真だなと思う。左から国井さん(54)、石野さん(63)、最上さん(68)、小川先生(40手前くらい)、僕(31)。

写真②:表彰式にたくさんの選手。妙高らしい。

写真③:小川先生の人気に嫉妬。笑

