先週はけっこう強行スケジュール。
夜23時頃都内を出て、2:30AM妙高高原のロッジ着。
3:00AM頃寝て、5:30起床で朝練。
わりと真剣に寝起き頭が重かった。笑
●先週のジャンプ
初日はストレートさえ滑れなくてグラグラしてた(疲れてると身体のバランス悪くなるので、寝不足のせいか)
2日目PMのラスト数本で、ようやくハマってきた感じ。
アプローチがハマった時は、自分のベストに近い状態だったと思う(ビデオの2本目=2日目のラストジャンプ)
●ラスト1本での収穫
このラストジャンプでポイントだったのは飛び出す瞬間の視界なんだけど、そこが上手くいった。
これまでは顔の向きが下向きで、頭が潜るような形だったので、連動して背中が丸くなり、腰も丸くなり、後ろに残ってた。
すると重心が後ろになるのでテイクオフのタイミングも遅れるし、インパクトも当たらないし、方向も上に抜けるし、全くスピードも上がらない。
こうして下を向いているときの視界って、テイクオフの瞬間にカンテ(=レールが終わって切れる部分)がしっかり見えてしまっている。
ラストはそこを解消出来た。
完全に上手くいったわけではないけれど、飛び出す瞬間の視界が全て空だった。
カンテは視界の下にフレームアウトして、空しか見えなかった。
顔がしっかり前を向くと、背中が程良く反るので、腰も関節からしっかり折れて、ハムストリングスが張るようになる。すると、一番飛距離が出る腰の高さを維持できる。
こういうときはGが股関節にしっかりかかって、それを跳ね返すように弾け飛んでいける。
ラスト1本がすごく収穫だった。
何より、空だけを見て飛び出していくのって、気持ち良い。
着地するまでは自分のスキーも見えない。空だけが見えているので、本当に飛んでる感じがした。
やはりせっかくのジャンプ、気持ち良く飛ばなくては!
●コーチはありがたい
今回は全日本ヘッドの横川コーチや学連の西方さん、佐藤さんに見てもらえた。
先ほどの顔の向きも、佐藤さんに気付かせてもらったポイントだった。
もうここまでくると、やっぱり自分より上手な人に見てもらわないとだめだと思った。
自分にはジャンプテクニックのストックはたくさんあるけれど、それはビデオ解析を元にした知識が大半だったりする。
つまり、いわゆるヨコからの映像というか。ジャンパー本人ではなく、他の人が外から見える範囲内での情報がベースになっている。だから、限界もあると思う。(一方で、ヨコからでないと気付けない情報もあると思うけれど)
でもジャンプのコーチは、いわゆるタテの映像、ジャンパーが飛ぶときに見てる感覚ベースで、自分より上手い人の感覚を伝えてくれる。
ブレイクスルーになるとしたら、このあたりの上手な人の感覚を教えてもらわないと厳しい気がした。
今回みたいに、コーチに見てもらえる合宿は大変ありがたい。
また、ジャンプ台や夕飯後のミーティングでいろんな話を聞く中で、ここ数ヵ月自分がやってきたバランス重視のトレーニングが正しかったなと思えたり、まだ足りない要素が分かったりと整理が出来たので、自分のトレーニングプランも軌道に乗せられそうと思った。
●バランスとストレッチで変化
今年は、身体や関節をほぐしてる。
それによる変化はすこしずつ感じてきていて、アプローチの姿勢が変わったり、テイクオフの時に使う筋肉も、これまでとは違う部分を使ってる感じがしてる。
そして、身体はまだまだほぐし途中なので、アプローチやテイクオフはこれからも変わり続けると思う。
ということは、今この部分の技術確立やハマりを探すのは得策ではないと思った。
よって、自分のジャンプのレベルアップは、2ヵ年計画でいこうと思った。
●2ヵ年計画
まず今年は空中に注力しようと思った。来年はアプローチとテイクオフ。
空中のポイントは、具体的には2つ。
①スキーのブレがなく、②手のひらもレジェンドにしたい。
手のひらまで含めて、空中フォームが固まっていれば、テイクオフで踏み外してもかなり救われると聞いた。
このことも、まず空中に注力しようと思った理由の1つで、タイミングが遅れるクセがある自分としては、かなりの安定感向上になる。
また空中の安定は、言うまでもなく安全性が上がる。横風に耐え、向かい風もとらえられるようになる。
①スキーのブレ防止は、昨シーズンで良い感覚がつかめている。
ポイントは、カカトの幅を広げようとすることだ。普段はぼんやりしがちな意識が足に集中するので、しっかり足でスキーを受け止められるようになった。結果、ブレなくなった。かつ、大きなV字になるので、それまでになかった風圧(=浮力=空気を踏みつけている感じ)も感じた。
②手のひらレジェンドは、全く新しい取り組み。これはイメトレを重ねて、まずはやってみる。ただし、一度に1つしか出来ないので、先に①からやろうと思う。
そして来年は、いよいよアプローチやテイクオフの確立に取り組む。
今考えているフォームが完成した時のことを思うとワクワクする。
ピタッと低くハマったアプローチで、コアの筋肉を使ってしっかり踏み切って、かつ空中でスキーは安定しながら、レジェンドの手のひらで身体いっぱいに風をつかむ。
なんか、ヒルサイズくらい飛べそうな気がしてきた。笑
頑張ります。

写真①:Rを上手く通過。Rでぐーーっと長ーくパワーためる感覚を初めて味わった。

写真②:空中。カカトの幅をもっと広く、手のひらもレジェンドしたい。
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