2020年8月17日月曜日

8/8-16, 2020 妙高、飯山

●リセット
前回があまりに訳が分からない状態だったので、一度、心身ともにリセットをしてみました。

気分転換に、この10月で僕はジャンプを始めて10年になるので、始めた当初の動画を見直してみたりした。

すると、ビギナーズラック的ではあるけど、意外と上手くてびっくりしたところもあって、次からしばらく、何も考えずに飛んでみようかなと思った。

何も考えないのはいつもの自分の芸風とは違うけど、いろんな期待もあった。

もう一度ビギナーズラックを狙えるかなとか、自然な動きになるかなとか、多少煮詰まって疲れ気味だった頭が休まるかなとか。

あとは別途、単純に脚に神経が通ってない感じがしたので、基礎体力トレーニングもした。

心・・・しばらく何も考えずに飛んでみる
身・・・基礎体力づくり(脚)



●基礎体力トレーニング
脚に力が入らない実感があったので、なるべく脚のトレーニングになるようなことをしてみた。

本屋でカカト立ちで1h立ち読みしたり(その後、ちゃんと2冊買いました)

登山趣味のogw選手と登山もしてみました。往復で5hちょっと。菅平の山。これで100名山を1つクリアです。

完全にジャンプのためのトレーニング目的でしたが、さすがに風景はきれいでした(写真貼った)

やっぱり脚も使えば何とかなるもので、ある程度、力が入る感覚が戻ってきたので、ノーマルヒルもシーズン初飛びしてきました(しかし恐る恐るだったので、低いゲート:15番から)


●ビンディング調整=空中ねじれの解決
そして今年の謎だった空中でねじれる現象ですが、完全に解決しました。

原因、ビンディングだった。

カカトが上がらなくなってた。

ジャンプのビンディングなので、カカトは持ち上がる構造なのだけど、ここに異常あり。

少し斜めの力がかかりながらだと、上がる途中で引っかかってしまい、そこで止まる場合があった。かなりガツンと力を加えないと上がらなかった。

ここで引っかかる

カカトが上がらない=スキーが下がる

挙動がおかしかった右スキーだけ、こうなってた。

分解してクリーニングしてみたけど、内部で磨けるところってそんなになくて、汚れもなかった。

カーブしたプレート部分に潤滑油塗ったら、それで直った。

滑らかに動くようになり、それ以降全く問題ない。

これはAIRタイプならではの問題であり、スティックタイプなら構造上こうはならない。

やっぱりシンプル構造は強い。

可動部というか、メカ部が少ない構造は強い。機構の数だけ、故障する可能性がある箇所が生まれるし、メンテナンスが必要な箇所が生まれてしまう。

AIRは、
・複雑な構造なぶん、長期で使うにはメンテナンスが必要
・遊びがないぶん、空中で安定はするのだろうけど、取り付けの位置決めが難しい(どの位置に決めても、ねじれ負荷がかかってしまう気がする)

2016の始めからもう4年も使ってたから、メンテ必要だったな。

あらゆるメカ部分に潤滑油さしておいたので、当面は大丈夫なはず。


●インパクトを
妙高で少年団が1番ゲートから飛ぶ練習をしていたので、混じって一緒にやってみた。

こういうのに乗っかるのはけっこう好きで、変化のきっかけになるかもしれないと思ってよく混ぜてもらっている。

自分たちだけだと1番ゲートなんて使う流れにならないので、行き詰まってるときは流れに乗ってやってみたら良いと思う。

この練習の狙いは、テイクオフでしっかりパワーを当てられるようになること。

僕は、今はカンテを通過してるだけだ。

だから、タイミング遅れても早くても、たいして影響ない。

本来は、こうじゃいけない。

空中の不安はビンディング調整もあり解消しつつあるので、インパクト当てにいってみようかなと思う。


<氷の上で立ち上がる>
氷の上でズレない立ち上がり方。

一直線に、空母から離陸する戦闘機みたいに出ていく。

2017年、ケガする前に好調だったんだけど、そのときの立ち方がこれ(過去記事)

これをもう一度求めてみる(ようやくこれを求める段階まで戻ってこれた)

ちょっと試したところ、良かったんだけど、、当たってるし、スキーもしなるんだけど、

空中へのつなぎ目がだめだった。
—>これまでの空中へのつなぎ目を良くするために、テイクオフ中からあらかじめ飛型をつくるような動きをしてたと思う(=頭もぐり気味、抱え込み気味に踏み切ってた)。これだときれいに空中にはつながるが、テイクオフは抜けちゃう。

一方で、今回テイクオフを当てにいくと、空中への接続がだめだった。

テイクオフで上半身反り気味、肩が力んで手を後ろに引いてしまって、飛行姿勢への移行がぎこちない。

でも、これはすぐ直せると思う。新しい動きで肩に力が入ってるだけで、修正は時間の問題。


<レールを真っ直ぐ踏む>
あともう1点。

立ち上がるときに、外側にズレながら踏んでしまうクセがついてた。レールの外側をスキーで擦ってしまっている(内藤さん&東澤くんに指摘してもらって気付いた)

真っ直ぐ、丁寧に踏もう。

これ意識して丁寧に立とうとしたら、タイミングめちゃくちゃ踏み外して分解したので次回注意する(8/16動画のグレーのスーツの1、2本目)


●次
・テイクオフは、氷上で立ち上がる。戦闘機の離陸
   -->スキーのしなりがチェックポイント

・テイクオフの横ズレの解消

・そのテイクオフと空中の接続=肩を脱力


快晴。酷暑の飯山(2020/8/11)





登山トレーニング(2020/8/12)


2020年8月2日日曜日

8/2, 2020 妙高(闇)

8/2, 2020

救いのない1日だった。

ボロボロだった前回を大幅に更新する悪さだった。

動画も見直したくないくらい。悪いイメージつくから。



●脚に力が入らない
ずっと空中に不安があった。

実は数日前から、普段の生活の中ですら、脚に力が入らなくて不安で。

前夜は、明日ジャンプ不安だな、行きたいはずだけど行きたくない、脚に力入らなくて危ないから。そんな気すらしてた。

実際飛んでみても、空中の不安があったから、ジャンプは見る影もない。

飛び出し直後に左スキーが落ちるジャンプが多かった。脚にパワー入っていない証拠。

脚に神経が通ってないような感じ。力を入れようとしても入らない。

この状態では、ガチッと空中姿勢を固めることが出来ない。

不安な空中が控えていると、テイクオフはいつもの方向に行けず、いつものパワーでもいけない。それでいて肩は力んで上半身は上に逃げる。

アプローチも頭下がって被さってた。

全てが崩れて見る影もない。救いがない。

練習後、脚を動かそうと思って、ノーマルヒル登山してみたけど、こういうトレーニング増やしたら何とかなるのか。


●基礎体力、、運動不足??
しかし何だろうこれ。
たしかに、普段ジョギングはしてるけど、力感なく走ってる。

その他の運動でも、全ての動作で力を抜くようにしてる。

だから、筋力が無くなってるのか。

とはいえ、それなりには動いてるはずなんだけど。

ほんと何だろうこれ。

しかも1本、またいつものねじれる転び方した(今度は右スキーが落ちるやつ)。また問題の右スキーだけ、ヒールクリップのネジ固くなってた。何なんだ。

最後、まともなジャンプをするのは諦めて、1つだけでも、つくりたい形をつくってこようとした。

1つだけ。アプローチでカンテを見ない(=遠くを見る)だけを確実にやろうとした。

というのも、アプローチで目線が近いと分解するのを思い出して。

頭が下がれば下がるほど、肩は力む = 脚から力が抜ける

カンテではなく、その上の空を見ようとした。

しかしカーブを滑りながら、空のどこを見ていいのか分からなくなり、目線が上下に揺れる。カンテの上の空?もっと上?そこだと上過ぎ?どこ見たらいいんだ!?

滑りながら混乱もした。さらに目線と共に、頭の向きも揺れてたはず。

そして撃沈。

この脚パワー入らない問題は、もう、ジャンプ台では直らないな。

陸上で、全力ベースランニングとか、インターバル(ジョギングxダッシュ)とか。負荷高めの運動をしてみるしかないと思った。あとは登山。不整地の登り下りしたい。

このままだと、もう危なくて飛べない。ケガにつながる。ジャンプを続けられない。


<追記>
脚のパワー、瞬発系はさほど落ちてない。垂直跳びはもともと元々70cmちょっとだったけど、昨日も65cm前後だった。

持続系の力が無くなっている。太ももに力入れようとすると、数秒も持たない。即時に疲れてしまい、全く力が入れられない。

・今回、飛距離としてはK点付近まで飛んでいる。
—>テイクオフパワー(=瞬発系)はさほど落ちてない。

・だめなときは、空中の高いところで分解する
—>持続系がだめ。即時に脚が緩んでる。

前回は空中そんなに悪くなかったから、脚の筋力トレーニング(カカト歩きとか)を、この1週間さぼってたな。

あと、腹筋が弱まってるのかもしれない。

脚に力が入る感覚のときは、お腹を軸にして、そこから出ていく両脚に力を伝えてた記憶がある。

今は、右足、左足がそれそれ単独でいて、真ん中にいるはずの腹筋が感じられない。

闇が深い。


<追記2>
1つだけ、救いがあった。

今回取り組もうと思ってたスタート動作。

結局自分でつくってたイメージはどれも上手くいかず(だからずっと苦手なままなのだが)、

妙高中のシンペイくんにスタートゲート付近で相談したところ、その場で動作つきで教えてくれた。それが良かった。

言葉でも、ディスプレイの映像でも、似たものは見てるし考えてたはずなんだけど、実際目の前で動きで見せてもらえると、やっぱり違う。全然違う。

(手でバーを押して)腰を持ち上げて、そのまま組む。

上半身でも骨盤でも何でもなく、とにかく組む。そのまま組む。腰を持ち上げたら、そのまま組む。

この形ではスタートからの違和感が減って、骨盤がハマりつつある。


<追記3>
テイクオフの方向についての気付き。

テイクオフの方向は、僕は手のひらでコントロール出来る、と分かった。

テイクオフ中に手のひらを下に向けることで、上半身を起こさない、低い飛び出しに矯正できる。

今日の例だと、(空中が不安だから、逃げるように)上半身起きてたけど、この手のひらの使い方をすることで、抱え込む形=上半身を起こさない、低い飛び出しは、出来ることは出来た。

もっとも今日は、その方向に出たら出たで、脚に力入れられなかったので分解するだけだったのだけど。

練習後、登山(脚トレーニング)。もう6年前かな、船木さんと2人で宮の森2往復した思い出あり。

ノーマルヒル。今の空中脚パワーじゃ飛べねえなと思った。

好きな中華屋さんで夕飯(妙高、栄華)。こんな日は大盛りにするのだ。