2020年9月1日火曜日

8/30, 2020 妙高でジャンプ

ここ数ヶ月、まさに一進一退を繰り返してる感じだけれど、今回は進むきっかけを感じられた日だった。(まだ進めてはない。笑)



●トップ選手のアドバイス

このご時世がもたらした変化として、オンライン飲み会や、在宅勤務など、もともとやろうと思えば出来たけど、オンラインで行う習慣がなかったことが、実際に実施されるようになってきたことがあると思う。

この時代の流れに乗り、内藤智文選手が、僕らのジャンプに対して、オンラインでアドバイスをくれる機会をつくってくれた。彼は2019札幌国体チャンピオン、ワールドカップ海外遠征にも選出経験のある、紛れもなくトップ選手の一人。

僕らが自分のジャンプ動画と相談ポイントを智文選手に送ると、後日解説動画を返してくれる。

解説動画は、ジャンプ動画を送った本人だけでなく、仲間たちみんなが見れるようになっていて、智文選手のコメントをもとに、みんなでディスカッションができる。

例えば、テイクオフでは、自分はこんな感覚だけど、みんなはどう?だったり、空中姿勢は20年前はこうだったぽいけど、今はどう?など、仲間同士の感覚、トップ選手の感覚、最近のジャンプの傾向など、あれこれと話し込める。

その中から、自分のジャンプに反映できるものを、各自見つけていく。

もともと合宿のときにはビデオミーティングと称して、宿で夜な夜な数人でやってたのだけど、やっぱりトップ選手が入ってくれると、技術的に芯が出来る。

明らかに自分たちの延長線上からでは出てこないアイディア、観点をもらえたりするので、とてもありがたい仕組みなのである。

<内藤智文選手>
●オフィシャルサイト(後援会もあります)

●スポンサー企業ニュースリリース

内藤選手は、長年のジャンプファン視点で見ていても、毎年ジャンプの変化が感じられる、追いかけたくなる選手だと思う。

僕らみたいな駆け出しジャンパーと違って、ジャンプが徐々に変わるトップ選手って少ない。普通は長年の経験を積むと、技術が固まり、伸びる余地も減ることで、毎年同じジャンプを繰り返すだけになってしまうと思う。

その中で、内藤選手は明らかにテクニックを変えて(進化させて)きていると感じられる、数少ない選手。トップレベルにいながら、さらに進化を続けられる選手は本当に少ない。

決して惰性でやっていない。自身の目標達成に向けて、ずっと模索を続けている。きっと根拠のある作戦を立てて、試行錯誤を繰り返すことで、変化を続けられるのだと思う。

だから僕も、ジャンプファンとして、自然と注目して、応援してしまう。 


●見つかったテーマ

僕はジャンプ中の力の入れ方について、アドバイスをもらえた。

空中ではFTMMに力を入れたり、テイクオフでもそれなりに筋出力を発揮して立ち上がるわけだけど、そこの力の入れ方について。

僕の入れ方は、
息を止めるような力の入れ方に見える”
息を吐くような力の入れ方のほうベター。イレギュラーな風等に対応しやすい”

たしかに。

そうなのだ。

息を止めて、身体を縮こまらせるような力の入れ方を、僕はしている。

すなわち、海にドボンと飛び込むときに、目を閉じてウッと息を止めるような、あんな力の入れ方を、特にテイクオフではしている。これはずっと、ジャンプを初めて以来そうだ。

言われて初めて気づいたことで、すぐ変えたいと思ったポイント。


<テイクオフで息を吐く>
今回、息を吐きながらテイクオフをしてみた。

深呼吸の息を吸って、吐いての、あの吐き方。

テイクオフは、カーブからカンテまでのゾーンを、2段階でいってみた。
(1)カーブあたりで息を吐き始める
(2)吐き続けならカンテで踏み込む

これまでやったことが無い、新しい動き。

カーブからテイクオフの準備をしている訳なので、カーブからカンテまでをゾーンで使える。単発の動きも避けられるかなという期待もしていた。

結果として、とても良い。肩の力みが減った。


<余裕が出来る>
息を吐きながらテイクオフしたところ、同じ力を出すにしても、無駄なところ(肩)の力は抜けている感じがした。

そのぶん、余裕やゆとりが持てる感じで、動きも無駄が省かれてスムーズになった。

息を吐く。
すると、飛び出し前に少しリラックスできる。
腕の反動使いが大きく軽減された。
無駄な動作(=腕の反動)を省けたことで、タイミング遅れも軽減された。

この観点は、自分でこのあと何年やってても気付くことはなかったと思う。感謝。

これは採用決定で、自分のジャンプの基本動作に組み込む。


<イチローも同じ>
息を吐きながらテイクオフしている選手は、伊東大貴選手もそうらしい(たしかにテレビ映像でも確認出来る)。そして僕のヒーローの一人、岡部さんも僕の記憶ではこのスタイルだったと思う。

さらに、余分な力が入っていないことで名高いイチローも、バッティングのスイング中は、息を吐いている。

僕はバットを振るときも、無意識に息を止めちゃってる。ジャンプのときと同じだ。(ニッチロー’はモノマネ中、息を吐く動きをちゃんと取り入れている。遅れをとるわけにはいかない。笑)

ぼんやりだけど、ふーっと息を吐くと、身体から不要な力が抜ける効果がある気がした。

だから、力を入れる部分を、必要な(意図的に入れたい)部分だけに絞りやすいかもしれない。


<空中はまだまだ>
さて、空中のほうはというと、まだ安心感を持ちきれていないのだ。

腕を引いているのがその証拠なのだけど、肩の力みがとれず、そのぶん脚の力が抜けている。。

だから、飛び出し直後にスキーを離して(落として)しまう。

今回も、テイクオフ直後に脚を緩めてしまって転んだ。。(YouTubeの2本目、3本目がそう)

今シーズンはだいぶ良くなったとは言え、
・脚の前の筋肉(太ももなど)のパワー不足
・結果としてビンディングの調整不足と判明した件(こちらは解消済)

いくつか重なって、なんだかんだ空中は不安が残り続けている。


<FTMM=二度と忘れる訳にはいかない>
今の僕のジャンプはやっぱり不安定で、”息を吐きながらのテイクオフ”など、1点に意識を集めると、根本の基本動作である空中FTMMさえ消えてしまう。

ここは地道に、脚を日常的に使ったり、FTMMにパワーを込める動作を日常的に続けるしかないかな。

イメージも、今回は息を吐きながらテイクオフするところしかつくってなかった。(ビンディング問題が解決したことで、空中はもうそれなりには大丈夫と思ってしまっていた)

次回は、空中までつくる。そうしないと、危ない。

息を吐きながら、テイクオフして。

吐き続けながら、空中で脚に力を込めていく。

そこまでをイメージしておく。


赤いところに力が入っている。上(2017)が正しい。
FTMM=このジャンプの根幹技術だけは、二度と忘れるわけにはいかない。


これを習慣化する。FTMMをアクティベート。
(なんか左右非対称だな、、)

転んで新しいジャンプスーツに穴が空いてしまった。。
落ち込んだので、こんな日はラーメン大盛りをどか食い。。





0 件のコメント:

コメントを投稿