2012年8月27日月曜日

北海道合宿を終えて。

東京で一段落してます。

今回の合宿のスケジュールをざっとまとめるとこんな感じ。

8/11-13 妙高赤倉
8/14 終日フェリー(新潟港→小樽港)
8/15 AM/PM 荒井山(札幌)
8/16 AM 荒井山 PMオフ
8/17 AM/PM 荒井山
8/18 AM 余市 PM 荒井山
8/19 AM/PM 宮の森
8/20 AM オフ(at下川町) PM 朝日町
8/21 AM 荒井山 PM 飛行機(札幌→TOKYO)

この合宿のハイライトは、やっぱり8/19の宮の森ノーマルヒル。

歴史あるオリンピックジャンプ台。テレビで見続けてきた世界。
このジャンプ台を飛びたくて、北海道に行ったとも言える。
飛べる機会を持てたのは、声をかけてくださったコーチがいらっしゃったからであり、非常に感謝してます。

次回ここに戻ってくるときは、ジャンプ内容を高めて、長い空中を楽しみたい。


【写真1⃣】宮の森のアプローチ
長い!助走速度は80km/hを超える。


【写真2⃣】テイクオフ直後
今は飛行効率は決して良くない。でも、脚の付け根から足首まで力を込めて、強い風圧の中でもスキーをグリップし続けた。

2012年8月16日木曜日

札幌なう。

●様々なジャンプ台を飛ぶ
北海道なう。
今回の合宿では、荒井山、余市、朝日町、そして宮の森を飛ぶ予定!
半分が観光気分で、大学生チームと一緒に行動です。
まだ行ったことがないジャンプ台をたくさん見れるのは嬉しい。

ラグジュアリーに飛行機で飛んでこようかと思ったが、
人生初フェリーに乗ってみたくて、新潟~小樽まで20hかけてきました。

船旅はわりと快適だった。
デッキでアプローチと空中の練習出来たし、ソファーに座ってビジュアル英文解釈は出来たし。
しかしフェリーは人生最初で最後だな。

●北海道での近況
現在2日目/6日終了。

北海道には分かりやすいことを固め打ちしようと思って来ました。
飛距離は今は出せない時期なので、そこはほっとこう。

■北海道でのToDo2つ
1.テレマークを必ず入れられるようになる
2.空中の飛型でカカトの幅広げる

これらはある程度テクニック的に独立してて、他とあんまり連動しないので、今でも取り組みやすい。

【初日】
上出来!
・テレマーク
→7~8割入った!OK!

・飛距離
→40m(荒井山 K=55m)ほど。
物足りないが今は気にしない。

しかしジャンプが硬いなー。
大学の後輩ジャンパーと話してて分かったけど、今はすごく力みながら飛んでる。

もっとやわらかく飛ぼう。
力みにつながるようなパワーの出し方は封印すべきだ。


【2日目】
・テレマーク
→5割程度。だめだめだ。
集中力とテレマークへの執着心をもっと!

・飛距離
→45m!まずまず復調!高かった!
K点の10m手前という意味では、赤倉では50m相当。ひとまずOKだ。


飛距離が戻ってきた理由として、テクニック的に効いたポイントは2つほど自覚している。

■目線を遠くに
カンテを見ないで飛び出せる、というのは、かなり特殊な感覚だ。
慣れてきた人が初めて出来ること or 初級者と中級者を分ける分かれ目、とも言えるかもしれない。

2日目は、目線を遠くにして、飛び出しのときに一切カンテを見なかったらけっこういけた。
見たときはだめだめだった。その差7~8m。

もう意地でも一生カンテ見ない。


■スタート方法の変更
バーを上手く使うと、良いポジションで乗れる。

良かったスタート方法は、腰を上げるように、バーを手で押す。
そして骨盤を返したまま、上半身をスキーの上に向かって上から落としこむ方法。このときヒザもグッと入れる。

アプローチの安定性はだいぶ増した。
でも、まだGの感じ方が弱いので、ここが課題だ。


【明日以降の課題】
今抱えている欠点は、テイクオフの瞬間に重心が後ろにずれてしまっていること。
これをキープ出来るようになると、一気に変われるのは明白だ。
どうするか。いくつか案はある。

→力まないで骨盤をくっきりと折り畳む、目線を遠くにキープする(意地でもカンテ見ない)、足裏感覚に集中して重心をとらえ続ける、空中の前傾姿勢を思い描きながらテイクオフするとヒザの角度に出ても怖くない、、等たくさん!


まあいいや。とにかく明日もテレマーク!!!


#大学の後輩ジャンパー達も、今まさに成長期にある。
ここ数ヶ月で順調に飛距離を伸ばしてきている。目に見えて変わってきている。たまに負けるし。
しかし嬉しい。
全員で60歳K点越えジャンパーになれたらかっこいいな。

2012年8月1日水曜日

復調の手応え! 7/28(妙高)、7/29(飯山)

【復調の手応え】
徐々に良くなってきた。
先週末は、ミディアムヒルで1本、 空中が長く感じられたフライトがあった。(P点フライト)

見てもらったコーチたちには感謝。
ジャンパー仲間との会話からもヒントがあった。

実際、この日の飯山、スモールヒル1本目は怖かった。
スタート台付近で順番待ちしていても、安定飛行できるイメージが持てなかった。

子供たちが26m、27mあたりまで飛んでるのを見て、「すごいな」と思った。
数週間前まで、自分がK点(=30m)前後まで飛んでいたことを信じられなかった。

この日1本目は23m?全くジャンプと呼べないような1本だった。
最終的には27mあたりまで戻っただろうか。
でも、まだベストの3~4割の感触だ。


【好調時とのGAP】
今は全然飛べていないけど、原因は感じられてきた。
テクニック的なポイントは、目線と、テイクオフのタイミングだ。

この2つが直接的原因に思える。

1⃣目線
好調時からだいぶ狂ってしまっていて、今は近くを見すぎている。
これではアプローチでの重心が後ろになり、当然テイクオフでも前に出て行けない。

2⃣テイクオフのタイミング
靴10足分くらい遅れてるんじゃないか。遅れというよりは踏み外しだ。
良いときは脚でグイッとカンテを踏みつけている感覚が残るけど、今は全く感じられない。空中を蹴ってるからだ。
もともとタイミング遅れるクセがあったけど、今はそれが異常に拡大されてしまっている感じだ。
テイクオフ後に板が下がるのは転倒を思い出させてイヤなので、どこかでタイミングが早くなることを避けているのが現状だ。


【テクニック的なポイント】
以下は、先週ポイントと感じたことのまとめ。
わりと収穫多かったと思う。来週は飛べそうな気がする。


【アプローチ】
・目線の位置
 →アプローチでは、スキーのトップから先2mくらいを見るようにする。

・組むときに、腰を後ろに動かさないのがポイント。
 →決して重心を後ろに動かさない。

・スタート時の顔の向きを、ある程度前向きにしておくと、骨盤を返しやすい。重心を前めというか、正しい位置に置きやすい。目線も遠くにセット出来る。
 →組むときにアゴを引きすぎないのがポイント。

・ヒザの角度をグッと入れると、滑りの安定性もテイクオフでのパワーの出しやすさも、格段に向上する。
 →足首関節の柔軟性がポイント。

・重心の位置は、手を指先までまっすぐ後ろに伸ばして、腕が上下しないポジションに乗る。

そういえば、今日はアプローチは良かった。
しっかり安定して組めていたし、乗れていた。


【テイクオフ】
・とりたい空中の飛型をイメージする。

・岡部さんのシミュレーションをイメージする。
 →岡部さんのシミュレーションが本当にきれいなので、もう一度研究して参考にする。背中の線が一切乱れず、きれいに地面を踏みつけている。さすが世界一。

・タイミングが恐ろしく遅い。
 →Rで力をためておいて、Tで覚悟を決める、カンテで出力。
 →「動こう!」と頭で思ってから実際の動作が起こるまでは、若干のタイムラグがあることを覚えておく。
 →アプローチを滑っているかなり早い段階から、テイクオフの準備を始めることが必要。

また、アプローチのスタートからテイクオフまで、一貫して「ペンダント理論」は有効。


【空中】
・遠くを見ながら、ギリギリまで前傾と飛型をキープして、テレマークを入れる。

・脚がユルいので、テイクオフで出した脚のパワーを継続することが必須。

・腰を折らない。船木さんも岡部さんのシミュレーションを見ると、全然折っていない。
→シミュレーション時から、身体を伸ばしきるイメージに変える。

・もともと出来てなかったことだけど、空中でも目線を遠くにしたい。ヒルサイズあたりを見てればいいだろうか。


あとは、ジャンプを始めた1番最初のときから見てくださっているコーチからの一言。
「やっぱまだ怖いですか?」「はい」
「だいぶ緊張して見えるので、リラックスして。もっと大きなイメージで。動きを大きく」

文字にすると何気ない会話かもしれないけど、現地であれこれ考えながらトレーニングしてる最中に言ってもらえると、
ふと我に返れる瞬間になる。

8月には宮の森ノーマルヒルを飛びたい。ノーマルヒルは妙高に続いて2箇所目だ。
そのためにはテクニックを安定させることが必要だ。
でも、ここに書いたことが出来れば、復調できるし、さらに元より良くなれるんじゃないかと思う。

次のトレーニングは今週末。妙高赤倉。


*7/1のジャンプトレーニングの模様[YouTube]