北海道に来てます。
今は札幌で、昨日名寄から移動してきました。
会社の夏休みを神調整して、名寄~札幌の大会期間に北海道にいられるようにしてます。
しかし、名寄、だめだったーーー
●サンピラー国体記念第13回サマージャンプ大会
夏の名寄は飛んだことなかったし、出たことない大会なので、今回出てみました。
観客はかなり少なめ。ほとんどが選手や関係者の親族かなと思いました。
道外からのアクセスがすごく悪いことと、翌週に札幌での2連戦が控えていることを考えると、コアなファンすらなかなか来づらいのかなと思います。
●名寄きらい
それにしても、朝日町のミディアムヒルと並んで、名寄は大嫌い。笑
今回、夏の名寄を初めて飛んだけど、スタートがすごくしづらい。
ゲートで座る位置が高すぎて、足がつかな過ぎて苦手。上手くスタート出来ない。
その他は特に問題ないんだけど、スタートで乗り遅れてしまい、それに伴ってその後のテクニックが全て狂ってしまい、全くかみ合わなかった。
結果として、妙高の良い感覚が残っていた、初日の1本目が一番良かった。
女子ゲートから82m。
風も良かったけど、これが自分の最長不倒だった。
●名寄振り返り
名寄のかみ合わなさの原因は、スタートでの乗り遅れが全てだった。
重心位置が後ろだから、全部だめだった。
今は、直近の妙高での良い感覚があるので、空中フォームから逆算した動きが出来ている。
すなわち、空中で前傾が完了した状態を思い浮かべてカンテを通過していくことが出来ている。
しかし、この良い状態だからこそ、もしカンテで重心が後ろだった場合は、空中につなげるために、無意識のうちに重心を前に戻す動作をしてしまう。
今回は自分でも気がつかないうちに、頭を前に下げて、もぐり込んで、強引に重心を前に持っていこうとしてしまっていた。
重心が後ろなのを、上半身をかぶせてごまかそうとしてはいけない。
まず、それではごまかせないし、他にも弊害が多い。
テイクオフで足が抜けるだけだし、飛び出し後に刺さるだけで、何の良さもない。
しかし、もし始めから良い位置に乗っていられたなら、もぐり込みは自然と消える動作だと思う。
●札幌は楽しみ
名寄でかみ合わなかった理由は、上記の通りで分かっているつもりなので、修正しつつ飛べるのが楽しみ。
【YouTube】2015072x Yusuke Kitazawa - 名寄K90
名寄でのジャンプ。名寄では次いつ飛ぶか分からないので、思い出と記録用。
2015年7月27日月曜日
2015年7月24日金曜日
妙高でジャンプ(7/19-20, 2015 )
先週末は、妙高で飛んできました。
今週末からは名寄~札幌で合宿・大会参加予定なので、北海道前の最後のトレーニングです。
名寄~札幌では、ノーマルヒルまたはラージヒルの大会が続きますが、今回の妙高では、それより小さなK60のミディアムヒルで、基本テクニックの確認をしました。
空中感覚のトレーニングなら大きな台の方が良いけれど、小さな台の遅いスピードであれば、自然と大きな動作が出来たり、それまでと違った動きを試してみたりといったこともしやすいので、練習には向いていると思います。
また、ワールドカップクラスのトップ選手でも、ラージヒルで感覚が狂った場合、元の感覚を取り戻すためにミディアムヒルを飛ぶこともあるそうです。
●妙高、すごく良かった
今週は、すごく良い練習になった。ジャンプが大きく変わった。
アプローチ、テイクオフから空中、どれをとっても、とても良い感覚。
飛んでいるときの自分の感覚としても、外から映像で見たときも、どちらの側面からも変わって見える気がする。ジャンプに柔らかさが出てきたと思う。
●空中フォームにスッと入る
これまでは、ジャンプの一連の流れの中で、テイクオフに重みをおきすぎていた気がする。自分の意識の中で、テイクオフの占める割合が大きすぎたというか。
極端に言えば、ジャンプというと、どう踏み切るかしか考えていなかったかもしれない。
今回は、きれいにスッと空中フォームに入ることを心がけて飛んだ。
カーブを通過しながら、空中でつくりたい形を思い浮かべて、その形をとれるように動いた。
すなわち、空中のマキシマム(=前傾がかかって、完全に空中姿勢をとった状態)に、最初から入れるような動き方をした。
すると、驚くほど空中でスッと進んでいくのが分かった。
テイクオフは、正直どう踏み切ったか覚えてないくらいだ。そのくらい意識の中で小さくていいと思う。
空中フォームにスッと入ること、それしか考えなくて十分だ。
そうすることで、結果としてロスのないテイクオフが出来てくる気がした。
●ゆるく踏む
テイクオフでは、低く出ようとか、強く出ようと思っていると、力みが出る。
そして、力みはブレーキに直結する。
つまり、テイクオフで脚を伸ばしたいのに、力むと筋肉が収縮するので、逆方向の力=ブレーキを生んでしまう気がする。
事実、力いっぱい蹴っても、力んだほどには進まない。
10の力を出しても、6くらいブレーキがかかって、4くらいしか進まない感じだ。
それなら、はじめからブレーキがないように、リラックスして5の力を出す方が速さが出る。
今回良い感覚のときも、足の力はほとんど入れていない。
タイミングを合わせて軽く立ち上がるくらいだ。ゆるくふわっと踏む感じ。
それでも十分。ブレーキがないからそれで十分だと思った。
●今回の収穫
収穫は、ゆるく踏むと、身体が進むということを体感出来たことだと思う。
ゆるいから、力みがなくて、ブレーキがかからない。
ふわっとしてるけど、速く進む。
そして、空中フォームにスッと入れるので空中効率が良い。
ゆるふわジャンプ。
すごく良い感覚をつかめた。
そして、はじめから空中に集中しているから、空中で新しいことも試せた。
手のひらをレジェンドしてみたら、テイクオフは失敗したのに浮いて、飛距離は一番伸びた。
●やるべきときに、降りてくる
これまで、ゆっくり踏むんだとか、ゆーーっくり動くとか、何度も言われたけど、何故かなかなかピンと来なかった。
知ってはいたけど、全然ちゃんとやろうと思えてなかった。
今回、何でだろう。
とにかくそうやろうと、ふと思い立った。で、やってみたらすごく良かった。
急に、それをやるべきだ、と降りてきた感じだ。今までは全然ピンとこなかったのに。
どんな感覚に近いんだろう。
例えば、小学校の頃はビールをおいしいと思ってなかったし、親がおいしいおいしいと言ってたけど全然ピンと来てなくて、今になってようやく分かったカンジだろうか。ちょっと違うか。
でもきっと、これまでは、自分の準備が出来ていなかったんだと思う。
自分の技術であったり、経験だったり、環境だったりと、日々少しづつ変わっていくけれど、その中で、それをやるべきときになったら、ふとやろうという雰囲気が降りてくるんだと思った。
--
●これまでのジャンプ
[YouTube]20150308LH/Yusuke Kitazawa
2015年3月。力みのカタマリ。笑
●ゆるいジャンプ
[YouTube]20150720 Yusuke Kitazawa - 60m/61m/62m(妙高K60)
2本目とか、かなりゆるい。
最後の1本はあまりゆるくなくて、いまいちなんだけど、手のひらをレジェンドしてみたら、距離としては1番伸びた。
--
ゆるく踏んで、ふわっと進む感じ。
これをノーマルヒルやラージヒルでも出来るかどうか。
チャレンジ!!
今週末からは名寄~札幌で合宿・大会参加予定なので、北海道前の最後のトレーニングです。
名寄~札幌では、ノーマルヒルまたはラージヒルの大会が続きますが、今回の妙高では、それより小さなK60のミディアムヒルで、基本テクニックの確認をしました。
空中感覚のトレーニングなら大きな台の方が良いけれど、小さな台の遅いスピードであれば、自然と大きな動作が出来たり、それまでと違った動きを試してみたりといったこともしやすいので、練習には向いていると思います。
また、ワールドカップクラスのトップ選手でも、ラージヒルで感覚が狂った場合、元の感覚を取り戻すためにミディアムヒルを飛ぶこともあるそうです。
●妙高、すごく良かった
今週は、すごく良い練習になった。ジャンプが大きく変わった。
アプローチ、テイクオフから空中、どれをとっても、とても良い感覚。
飛んでいるときの自分の感覚としても、外から映像で見たときも、どちらの側面からも変わって見える気がする。ジャンプに柔らかさが出てきたと思う。
●空中フォームにスッと入る
これまでは、ジャンプの一連の流れの中で、テイクオフに重みをおきすぎていた気がする。自分の意識の中で、テイクオフの占める割合が大きすぎたというか。
極端に言えば、ジャンプというと、どう踏み切るかしか考えていなかったかもしれない。
今回は、きれいにスッと空中フォームに入ることを心がけて飛んだ。
カーブを通過しながら、空中でつくりたい形を思い浮かべて、その形をとれるように動いた。
すなわち、空中のマキシマム(=前傾がかかって、完全に空中姿勢をとった状態)に、最初から入れるような動き方をした。
すると、驚くほど空中でスッと進んでいくのが分かった。
テイクオフは、正直どう踏み切ったか覚えてないくらいだ。そのくらい意識の中で小さくていいと思う。
空中フォームにスッと入ること、それしか考えなくて十分だ。
そうすることで、結果としてロスのないテイクオフが出来てくる気がした。
●ゆるく踏む
テイクオフでは、低く出ようとか、強く出ようと思っていると、力みが出る。
そして、力みはブレーキに直結する。
つまり、テイクオフで脚を伸ばしたいのに、力むと筋肉が収縮するので、逆方向の力=ブレーキを生んでしまう気がする。
事実、力いっぱい蹴っても、力んだほどには進まない。
10の力を出しても、6くらいブレーキがかかって、4くらいしか進まない感じだ。
それなら、はじめからブレーキがないように、リラックスして5の力を出す方が速さが出る。
今回良い感覚のときも、足の力はほとんど入れていない。
タイミングを合わせて軽く立ち上がるくらいだ。ゆるくふわっと踏む感じ。
それでも十分。ブレーキがないからそれで十分だと思った。
●今回の収穫
収穫は、ゆるく踏むと、身体が進むということを体感出来たことだと思う。
ゆるいから、力みがなくて、ブレーキがかからない。
ふわっとしてるけど、速く進む。
そして、空中フォームにスッと入れるので空中効率が良い。
ゆるふわジャンプ。
すごく良い感覚をつかめた。
そして、はじめから空中に集中しているから、空中で新しいことも試せた。
手のひらをレジェンドしてみたら、テイクオフは失敗したのに浮いて、飛距離は一番伸びた。
●やるべきときに、降りてくる
これまで、ゆっくり踏むんだとか、ゆーーっくり動くとか、何度も言われたけど、何故かなかなかピンと来なかった。
知ってはいたけど、全然ちゃんとやろうと思えてなかった。
今回、何でだろう。
とにかくそうやろうと、ふと思い立った。で、やってみたらすごく良かった。
急に、それをやるべきだ、と降りてきた感じだ。今までは全然ピンとこなかったのに。
どんな感覚に近いんだろう。
例えば、小学校の頃はビールをおいしいと思ってなかったし、親がおいしいおいしいと言ってたけど全然ピンと来てなくて、今になってようやく分かったカンジだろうか。ちょっと違うか。
でもきっと、これまでは、自分の準備が出来ていなかったんだと思う。
自分の技術であったり、経験だったり、環境だったりと、日々少しづつ変わっていくけれど、その中で、それをやるべきときになったら、ふとやろうという雰囲気が降りてくるんだと思った。
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●これまでのジャンプ
[YouTube]20150308LH/Yusuke Kitazawa
2015年3月。力みのカタマリ。笑
●ゆるいジャンプ
[YouTube]20150720 Yusuke Kitazawa - 60m/61m/62m(妙高K60)
2本目とか、かなりゆるい。
最後の1本はあまりゆるくなくて、いまいちなんだけど、手のひらをレジェンドしてみたら、距離としては1番伸びた。
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ゆるく踏んで、ふわっと進む感じ。
これをノーマルヒルやラージヒルでも出来るかどうか。
チャレンジ!!
2015年7月12日日曜日
塩沢へ(7/4-5, 2015)
先週は、塩沢のジャンプ台に行ってきました。
練習としては初でしたが、すごく気に入ってしまった。
●塩沢、素晴らしい
すごく飛びやすい。飛んでいて楽しい。
また、地元の選手、コーチの皆さまにも感謝。
一緒にまぜて練習させてもらって、アドバイスもいただけたり。
空中で前に刺さるクセも、Oコーチのおかげで原因が分かってきた。
飯山、赤倉など、いろんなジャンプ台で友好的に迎えていただいているけれど、塩沢での地元選手、コーチの皆さまとも関わりも感慨深いものがありました。
●アドレナリン全開
今回の塩沢では、絶対にK点越えようと思ってやってきました。
というのも、これまで試合の低いゲートでしか飛んだことなくて、ずっと低空飛行だったので。
今回は好きなゲートで飛べてスッキリした。笑
目標のK点越えは達成。連発出来た。
しかし、久々にアドレナリンを全開にした弊害で、若干の頭痛が。。笑
実はジャンプって、競技を始めたての頃は特に、その日の練習を終える頃になると偏頭痛のようなものが続くことがある。慣れてくるとなくなるんだけど。
おそらく、生身の身体で、スピードは速いし、空中は高いしという、人間の生存本能に反する動きばかりするからだと思う。
そのためにアドレナリンが出すぎるのか、脳が慣れていない処理をし続けるからか。理由は分からないけど、多少の頭痛が出ることがある。
今回のようにノーマルヒルでK点ジャンプを連発し続けたのは初めてなので、久々にこの頭痛が来た。一緒に飛んだ村田さんも同様の頭痛が出たようで、二人でさすがにアドレナリン出過ぎかなと話していた。
しかし、それ以上に楽しかった。とにかく楽しかった。
まるで、ジャンプ台がレジャー施設に思えた。
遊園地みたいな。楽しい。語弊がある表現かもしれないけれど、いつもそう思ってる。
●塩沢の良いところ
①近い
妙高より往復で200kmくらい近い。片道あたり1時間くらい短縮される。
朝一で出ても早く着けるし、翌日仕事を控えて帰宅しても早く着ける。すごくラク。
②アプローチ良し
カーブがきつくないので、カーブ通過が上手く出来ない僕には良い入門になる。
また、Tが長いので、テイクオフの動作もつくりやすい。
③空中が楽しい
これまで、この台はいわゆる落下台で、プロフィール的にかなり高いところを飛ぶことになると聞いていたけれど、今回、ようやくその意味が分かった。
実際に高いゲートからK点前後まで飛んでみると、飛び出し後がものすごく高い。それが楽しい。
高さがあって、眼下に広がるランディングバーンまでの距離がすごく遠い。
そして、高いと感覚的に余裕が出来るので、試したいことを試しやすい。
今回、意図的に前傾をかけたり止めたりという感覚を初めて味わった。
高くて、もらった!と思って前にかけていったら、後半風がなくてストーンと落ちてしまったりとか。
実際にはフライトの高さによらず、滞空時間が同じなら同じだけやりたいことできるはずだけど、低いフライトだと感覚的に苦しい感じがするので、高い方がやりやすい。
高いフライトは空中動作の良い練習になる。
これまで低い飛行曲線が大好きだったけど、高いフライトも楽しいと思った。
④風が良い
AMは常時向かい風。PM15時を過ぎると完全に無風もしくは若干の追い風。
風向きが安定していて、かつ規則的なので、1日いればいろんな風で飛べる。これも良い練習になる。
⑤好きなゲートを使える
白馬とかだと選手が多いし、ゲートの数も限られていたり、ゲート変更に時間もかかるしで、なかなか自分で飛びたいゲートを使えない。
つまり、僕としては女子より高いゲートでK点ジャンプを連発したいんだけれど、まわりの選手たちとの兼ね合いで、そんな高いゲート設定にはなかなか出来ない。
でも塩沢なら、そのあたりがアットホームで、好きなところから飛べることが多い。
⑥カメラアングルがかっこいい
素敵な位置にコーチボックスがある。
カンテの左右に2つボックスがあるんだけど、特に飛び出しから着地までが全て見えるボックスからのアングルはかっこいいと思う。
今回、ジャンプ内容は僕の悪いクセがオンパレードだったんだけど、カメラアングルが良いので、それでもUPしてみた。
●低すぎて刺さるジャンプ
【YouTube】20150705 Yusuke Kitazawa (gate12, 塩沢K80)
ずっと抱えてる悪いクセは、飛び出す角度が(着陸斜面に対して)低過ぎるので、自分で飛行曲線を押しつぶしてしまっているところ。
いわゆる、着陸斜面に向かって刺さるようなジャンプだ。前に向かって描かれないといけない放物線が、下に向かってしまっている。
ここの修正には、アプローチのポジションを直すことが必要だと思う。
今はアプローチで肩が下がり過ぎて、ヒザにつくくらいになってしまっているので、連動して頭も下がり、低すぎて刺さる飛び出しにつながっている。
ここを変えて、きちんと肩の下にスペースをあけて、頭をしっかり前に向けた状態で飛び出していければOKだと思う。
何本かは修正出来たジャンプも出始めたので、もう少し定着するまで継続したい。
●アプローチ修正中のジャンプ
【YouTube】20150704-0705 Yusuke Kitazawa (塩沢K80)
まだヒザが抜けて、非効率なテイクオフだけど、そこはもうちょっと後でいいや。まずはアプローチの修正を!
それにしても、塩沢、素晴らしい。
もっと早く、昨シーズンから行ってても良かったなと思いました。

●カンテ付近から

●スキーと身体を一体にして飛びたい

●少しだけ船木さんぽい?
練習としては初でしたが、すごく気に入ってしまった。
●塩沢、素晴らしい
すごく飛びやすい。飛んでいて楽しい。
また、地元の選手、コーチの皆さまにも感謝。
一緒にまぜて練習させてもらって、アドバイスもいただけたり。
空中で前に刺さるクセも、Oコーチのおかげで原因が分かってきた。
飯山、赤倉など、いろんなジャンプ台で友好的に迎えていただいているけれど、塩沢での地元選手、コーチの皆さまとも関わりも感慨深いものがありました。
●アドレナリン全開
今回の塩沢では、絶対にK点越えようと思ってやってきました。
というのも、これまで試合の低いゲートでしか飛んだことなくて、ずっと低空飛行だったので。
今回は好きなゲートで飛べてスッキリした。笑
目標のK点越えは達成。連発出来た。
しかし、久々にアドレナリンを全開にした弊害で、若干の頭痛が。。笑
実はジャンプって、競技を始めたての頃は特に、その日の練習を終える頃になると偏頭痛のようなものが続くことがある。慣れてくるとなくなるんだけど。
おそらく、生身の身体で、スピードは速いし、空中は高いしという、人間の生存本能に反する動きばかりするからだと思う。
そのためにアドレナリンが出すぎるのか、脳が慣れていない処理をし続けるからか。理由は分からないけど、多少の頭痛が出ることがある。
今回のようにノーマルヒルでK点ジャンプを連発し続けたのは初めてなので、久々にこの頭痛が来た。一緒に飛んだ村田さんも同様の頭痛が出たようで、二人でさすがにアドレナリン出過ぎかなと話していた。
しかし、それ以上に楽しかった。とにかく楽しかった。
まるで、ジャンプ台がレジャー施設に思えた。
遊園地みたいな。楽しい。語弊がある表現かもしれないけれど、いつもそう思ってる。
●塩沢の良いところ
①近い
妙高より往復で200kmくらい近い。片道あたり1時間くらい短縮される。
朝一で出ても早く着けるし、翌日仕事を控えて帰宅しても早く着ける。すごくラク。
②アプローチ良し
カーブがきつくないので、カーブ通過が上手く出来ない僕には良い入門になる。
また、Tが長いので、テイクオフの動作もつくりやすい。
③空中が楽しい
これまで、この台はいわゆる落下台で、プロフィール的にかなり高いところを飛ぶことになると聞いていたけれど、今回、ようやくその意味が分かった。
実際に高いゲートからK点前後まで飛んでみると、飛び出し後がものすごく高い。それが楽しい。
高さがあって、眼下に広がるランディングバーンまでの距離がすごく遠い。
そして、高いと感覚的に余裕が出来るので、試したいことを試しやすい。
今回、意図的に前傾をかけたり止めたりという感覚を初めて味わった。
高くて、もらった!と思って前にかけていったら、後半風がなくてストーンと落ちてしまったりとか。
実際にはフライトの高さによらず、滞空時間が同じなら同じだけやりたいことできるはずだけど、低いフライトだと感覚的に苦しい感じがするので、高い方がやりやすい。
高いフライトは空中動作の良い練習になる。
これまで低い飛行曲線が大好きだったけど、高いフライトも楽しいと思った。
④風が良い
AMは常時向かい風。PM15時を過ぎると完全に無風もしくは若干の追い風。
風向きが安定していて、かつ規則的なので、1日いればいろんな風で飛べる。これも良い練習になる。
⑤好きなゲートを使える
白馬とかだと選手が多いし、ゲートの数も限られていたり、ゲート変更に時間もかかるしで、なかなか自分で飛びたいゲートを使えない。
つまり、僕としては女子より高いゲートでK点ジャンプを連発したいんだけれど、まわりの選手たちとの兼ね合いで、そんな高いゲート設定にはなかなか出来ない。
でも塩沢なら、そのあたりがアットホームで、好きなところから飛べることが多い。
⑥カメラアングルがかっこいい
素敵な位置にコーチボックスがある。
カンテの左右に2つボックスがあるんだけど、特に飛び出しから着地までが全て見えるボックスからのアングルはかっこいいと思う。
今回、ジャンプ内容は僕の悪いクセがオンパレードだったんだけど、カメラアングルが良いので、それでもUPしてみた。
●低すぎて刺さるジャンプ
【YouTube】20150705 Yusuke Kitazawa (gate12, 塩沢K80)
ずっと抱えてる悪いクセは、飛び出す角度が(着陸斜面に対して)低過ぎるので、自分で飛行曲線を押しつぶしてしまっているところ。
いわゆる、着陸斜面に向かって刺さるようなジャンプだ。前に向かって描かれないといけない放物線が、下に向かってしまっている。
ここの修正には、アプローチのポジションを直すことが必要だと思う。
今はアプローチで肩が下がり過ぎて、ヒザにつくくらいになってしまっているので、連動して頭も下がり、低すぎて刺さる飛び出しにつながっている。
ここを変えて、きちんと肩の下にスペースをあけて、頭をしっかり前に向けた状態で飛び出していければOKだと思う。
何本かは修正出来たジャンプも出始めたので、もう少し定着するまで継続したい。
●アプローチ修正中のジャンプ
【YouTube】20150704-0705 Yusuke Kitazawa (塩沢K80)
まだヒザが抜けて、非効率なテイクオフだけど、そこはもうちょっと後でいいや。まずはアプローチの修正を!
それにしても、塩沢、素晴らしい。
もっと早く、昨シーズンから行ってても良かったなと思いました。

●カンテ付近から

●スキーと身体を一体にして飛びたい

●少しだけ船木さんぽい?
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