練習としては初でしたが、すごく気に入ってしまった。
●塩沢、素晴らしい
すごく飛びやすい。飛んでいて楽しい。
また、地元の選手、コーチの皆さまにも感謝。
一緒にまぜて練習させてもらって、アドバイスもいただけたり。
空中で前に刺さるクセも、Oコーチのおかげで原因が分かってきた。
飯山、赤倉など、いろんなジャンプ台で友好的に迎えていただいているけれど、塩沢での地元選手、コーチの皆さまとも関わりも感慨深いものがありました。
●アドレナリン全開
今回の塩沢では、絶対にK点越えようと思ってやってきました。
というのも、これまで試合の低いゲートでしか飛んだことなくて、ずっと低空飛行だったので。
今回は好きなゲートで飛べてスッキリした。笑
目標のK点越えは達成。連発出来た。
しかし、久々にアドレナリンを全開にした弊害で、若干の頭痛が。。笑
実はジャンプって、競技を始めたての頃は特に、その日の練習を終える頃になると偏頭痛のようなものが続くことがある。慣れてくるとなくなるんだけど。
おそらく、生身の身体で、スピードは速いし、空中は高いしという、人間の生存本能に反する動きばかりするからだと思う。
そのためにアドレナリンが出すぎるのか、脳が慣れていない処理をし続けるからか。理由は分からないけど、多少の頭痛が出ることがある。
今回のようにノーマルヒルでK点ジャンプを連発し続けたのは初めてなので、久々にこの頭痛が来た。一緒に飛んだ村田さんも同様の頭痛が出たようで、二人でさすがにアドレナリン出過ぎかなと話していた。
しかし、それ以上に楽しかった。とにかく楽しかった。
まるで、ジャンプ台がレジャー施設に思えた。
遊園地みたいな。楽しい。語弊がある表現かもしれないけれど、いつもそう思ってる。
●塩沢の良いところ
①近い
妙高より往復で200kmくらい近い。片道あたり1時間くらい短縮される。
朝一で出ても早く着けるし、翌日仕事を控えて帰宅しても早く着ける。すごくラク。
②アプローチ良し
カーブがきつくないので、カーブ通過が上手く出来ない僕には良い入門になる。
また、Tが長いので、テイクオフの動作もつくりやすい。
③空中が楽しい
これまで、この台はいわゆる落下台で、プロフィール的にかなり高いところを飛ぶことになると聞いていたけれど、今回、ようやくその意味が分かった。
実際に高いゲートからK点前後まで飛んでみると、飛び出し後がものすごく高い。それが楽しい。
高さがあって、眼下に広がるランディングバーンまでの距離がすごく遠い。
そして、高いと感覚的に余裕が出来るので、試したいことを試しやすい。
今回、意図的に前傾をかけたり止めたりという感覚を初めて味わった。
高くて、もらった!と思って前にかけていったら、後半風がなくてストーンと落ちてしまったりとか。
実際にはフライトの高さによらず、滞空時間が同じなら同じだけやりたいことできるはずだけど、低いフライトだと感覚的に苦しい感じがするので、高い方がやりやすい。
高いフライトは空中動作の良い練習になる。
これまで低い飛行曲線が大好きだったけど、高いフライトも楽しいと思った。
④風が良い
AMは常時向かい風。PM15時を過ぎると完全に無風もしくは若干の追い風。
風向きが安定していて、かつ規則的なので、1日いればいろんな風で飛べる。これも良い練習になる。
⑤好きなゲートを使える
白馬とかだと選手が多いし、ゲートの数も限られていたり、ゲート変更に時間もかかるしで、なかなか自分で飛びたいゲートを使えない。
つまり、僕としては女子より高いゲートでK点ジャンプを連発したいんだけれど、まわりの選手たちとの兼ね合いで、そんな高いゲート設定にはなかなか出来ない。
でも塩沢なら、そのあたりがアットホームで、好きなところから飛べることが多い。
⑥カメラアングルがかっこいい
素敵な位置にコーチボックスがある。
カンテの左右に2つボックスがあるんだけど、特に飛び出しから着地までが全て見えるボックスからのアングルはかっこいいと思う。
今回、ジャンプ内容は僕の悪いクセがオンパレードだったんだけど、カメラアングルが良いので、それでもUPしてみた。
●低すぎて刺さるジャンプ
【YouTube】20150705 Yusuke Kitazawa (gate12, 塩沢K80)
ずっと抱えてる悪いクセは、飛び出す角度が(着陸斜面に対して)低過ぎるので、自分で飛行曲線を押しつぶしてしまっているところ。
いわゆる、着陸斜面に向かって刺さるようなジャンプだ。前に向かって描かれないといけない放物線が、下に向かってしまっている。
ここの修正には、アプローチのポジションを直すことが必要だと思う。
今はアプローチで肩が下がり過ぎて、ヒザにつくくらいになってしまっているので、連動して頭も下がり、低すぎて刺さる飛び出しにつながっている。
ここを変えて、きちんと肩の下にスペースをあけて、頭をしっかり前に向けた状態で飛び出していければOKだと思う。
何本かは修正出来たジャンプも出始めたので、もう少し定着するまで継続したい。
●アプローチ修正中のジャンプ
【YouTube】20150704-0705 Yusuke Kitazawa (塩沢K80)
まだヒザが抜けて、非効率なテイクオフだけど、そこはもうちょっと後でいいや。まずはアプローチの修正を!
それにしても、塩沢、素晴らしい。
もっと早く、昨シーズンから行ってても良かったなと思いました。

●カンテ付近から

●スキーと身体を一体にして飛びたい

●少しだけ船木さんぽい?
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