スキージャンパーにとって、これほど有名なテクニックはそうはないと思う。
しかし、誰もが知りながら、これはかなり難しい技術だ。
僕もジャンプを始めた頃からずっと頭にありながら、未だに実現出来ていない。
ただ、ここ数週間で少しつかんだ感覚があり、ヒザが戻りにくくなってきた。
まだまだ模索中だけど、このあたりの感覚を書き残しておこうと思う。
●テイクオフ動作中の重心位置
ヒザを戻さないポイントを一言で言うと、
・テイクオフ動作中の重心位置が適正であること
・すなわち、テイクオフ動作中も、重心を逃さないこと
これに尽きる気がした。
テイクオフでヒザを戻さないためには、重心位置をアプローチではもちろん、テイクオフ動作中も決して変えてはいけない。
つまり、
①アプローチ
②テイクオフ
のどちらの局面でも、重心を適正位置にとらえ続けることが必要だ。
①アプローチならそこそこ乗れるようになるけど、②テイクオフ動作中の重心だと、また一段階先の難しさがある。
①まずはアプローチをきちんと滑る
まずは、前段として、しっかりアプローチを滑ってこれることが必要だ。
目安として、RでGを感じられれば、ちゃんと滑れていると思う。Gが適切にかかるときは、R通過のときに、足全体(足裏、足首、股関節、太もも、ハム、、)がグーーッと重くなる感じがすると思う。
大学から始めたジャンパーとしては、これだけでかなりのレベルだと思う。K60のミディアムヒルなら、トップゲートからだと50m~K点前後まで飛べるんじゃないかと思う。
だから、まずはちゃんと背中をアプローチと並行にして、十分にヒザを入れて、顔はしっかり前を向いて、安定して滑れるようにすることが先決だ。
②テイクオフ動作中も、重心を逃さない
次STEPは、テイクオフの動作中の重心位置をキープすること。これが難しい。
アプローチではグーッとくる重たさを感じてたはずなのに、テイクオフ中はそれがなくなってしまっている。ここ1年くらいの自分はこれだったと思う。
みんなも経験がある通り、テイクオフの瞬間から空中直後まで、一瞬意識がなくなる。そして、半無意識下でのテイクオフの動作中に、重心がだいぶ後ろにずれてしまっているんだと思う。
きっとテイクオフ中には足裏にあまり圧を感じていない、というか意識が飛んで記憶にない場合も多いかもしれない。
テイクオフという全身運動に近い動作をしながら、ハイスピードの中でも重心を全く動かさないのは、かなり至難の技と思った。ここは特に動物的感覚が必要なところかもしれない。
いずれにしろ大切なのは、ヒザが戻る場合は、今の自分は動作中に重心が後ろにずれているんだと自覚して、キープする方法を考えることだと思う。
●上手くテイクオフ出来ているときの感覚
一例だけど、上手くいっているときの自分の感覚はこんな感じ。
誤解を恐れずに言えば、以前の感覚から比べると、かなり前にいく感覚に近い。
そうすると、足が抜けずに、テイクオフでもGの延長に近い感じで、足裏や足首が重くなってきて、カンテをズドンと、力強く踏みつける感覚が出てくる。すっぽ抜けているときとは、足裏感覚がまるで違う。
映像で見ても、ヒザの戻りが少なくなって、重たく踏めるのでスキーがインパクトでしなるようになる。
●[YouTube]最近のテイクオフ
<テイクオフ動作中も滑りを攻め続ける>
僕らの場合、ただスッと足を伸ばすだけだと足が抜ける。つまり、普通に立つと動作中に重心が後ろに抜けていってしまう。
だからこそ、僕らとしては前に攻める感覚にする必要があって、それでようやく重心後ろズレが是正されてくる。
僕らはあれだけヒザを戻しまくって飛び出しているわけなので、
・僕らにとっての普通は、すごく後ろ(★重要、これを自覚すること)
・僕らにとっての前も、全然前じゃなくて、むしろけっこう後ろ
・僕らにとってはかなり前に重心を持っていくつもりでいないと、適正に近付かない気がした
<くれぐれも誤解のないよう>
誤解してほしくないのは、上で書いた前にいく感覚は、前にダイブする感覚では決してない。頭を前に突っ込ませるのとは全く違う。
つまり、
×(重心後ろにずれたまま)前に飛び込むのではなく
◯ かなり攻めて前に乗り続けながら、踏むのは真下
という感じだ。
上手く乗れているときは、本当にカンテを重たく押し下げられる感じ。グーッと重たく、、足裏をカンテになすりつけるような感じ。すると、長く深く踏める感じになって、ヒザも戻らない。
いずれにしろ大切なのは、ヒザが戻る場合は、今の自分は動作中に重心が後ろにずれているんだと自覚して、キープする方法を考えることだと思う。
●上手くテイクオフ出来ているときの感覚
一例だけど、上手くいっているときの自分の感覚はこんな感じ。
誤解を恐れずに言えば、以前の感覚から比べると、かなり前にいく感覚に近い。
そうすると、足が抜けずに、テイクオフでもGの延長に近い感じで、足裏や足首が重くなってきて、カンテをズドンと、力強く踏みつける感覚が出てくる。すっぽ抜けているときとは、足裏感覚がまるで違う。
映像で見ても、ヒザの戻りが少なくなって、重たく踏めるのでスキーがインパクトでしなるようになる。
●[YouTube]最近のテイクオフ
<テイクオフ動作中も滑りを攻め続ける>
僕らの場合、ただスッと足を伸ばすだけだと足が抜ける。つまり、普通に立つと動作中に重心が後ろに抜けていってしまう。
だからこそ、僕らとしては前に攻める感覚にする必要があって、それでようやく重心後ろズレが是正されてくる。
僕らはあれだけヒザを戻しまくって飛び出しているわけなので、
・僕らにとっての普通は、すごく後ろ(★重要、これを自覚すること)
・僕らにとっての前も、全然前じゃなくて、むしろけっこう後ろ
・僕らにとってはかなり前に重心を持っていくつもりでいないと、適正に近付かない気がした
<くれぐれも誤解のないよう>
誤解してほしくないのは、上で書いた前にいく感覚は、前にダイブする感覚では決してない。頭を前に突っ込ませるのとは全く違う。
つまり、
×(重心後ろにずれたまま)前に飛び込むのではなく
◯ かなり攻めて前に乗り続けながら、踏むのは真下
という感じだ。
上手く乗れているときは、本当にカンテを重たく押し下げられる感じ。グーッと重たく、、足裏をカンテになすりつけるような感じ。すると、長く深く踏める感じになって、ヒザも戻らない。
とにかく、重心位置を、テイクオフの動作の最中までもキープすること。それがヒザを戻さないためのポイントだと思う。
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