2016年2月14日日曜日

北海道'15-16フィーバー②ジャンプを振り返る

本題のジャンプです。

●日程
日程を振り返るとこんな感じ。

12/25 東京始発JAL~朝日町到着
12/26 AM朝日町公式練習、名寄夜トレーニング
12/27 AM朝日町 FISCHER CUP、 PM下川町トレーニング
12/28 下川町 全道ノルディック、アポロ
12/29 AM名寄、PM朝日町
12/30 AM/PM朝日町
12/31 AM下川町、PM朝日町
1/1 AM睡眠、 PM下川町、ナイター下川町
1/2 AM/PM下川町
1/3 AM名寄陸トレ(カンテ修復)、PM名寄
1/4 AM名寄、PM降雪
1/5 札幌に移動~新千歳~羽田
1/6 仕事
1/7 仕事~羽田最終便~札幌
1/8 雪印杯公式練習
1/9 雪印杯
1/10 TVh杯
1/11 HBC杯~最終便で帰宅

怒涛のように走り続けました。
期間中はずっとジャンプ練習したりストレッチしたり、ワックスしたり、バドミントンやバレーボールしたり、ビデオをチェックしたり。

本当に走っていられたなって感じ。

大会も年末に2戦、年始に3連戦。
ずっと天候にも恵まれて、冬にしてはかなり飛べました。


●ブーツ履き替え×4
実は、今回はわずか1週間足らずのうちに、ブーツを4足も履き替えることになりました。これまで5年間で2足だったのに。

まず、自分のブーツが壊れてしまった。

ビンディングとつながるつま先のパーツが割れてしまっていた。転倒をしたわけでもないのに。。

結局いろいろな人から借りることが出来て、飛ぶことは出来た。

もうこれだけ履き替えることはない気がするけど、ブーツが変わることの影響は大きいと思った。


<型崩れしないブーツが良い>
個人的にはRASSが好きだった。
気が付いたこととしては、RASSは形がきれい。くずれない、ねじれない。足のグリップ力がそのままスキーの安定に活きる。

少し詳しく書くと、これまで自分が使ってたHOPだと、多少使い古していたのもあるけど、素材自体が柔らかくて、ブーツを手に持ってひねると、簡単にねじれる感じだった。

よって、ガチッと脚にパワーを入れていても、ブーツ自体の形がゆがむので、スキーがブレやすかったかもしれない。

実はこのブーツのゆがみは、夏の名寄で今堀先生から指摘されていた。空中でちょっとスキーがブレるね、何でだろうねって話してたときに出た話題。

今回最終的に借りた4足目のRASSだと、ブーツの形がしっかりしていて、ねじれない。

脚をガチッとすれば、脚の力がそのままスキーの固定につながっている感じがした。

さらに最新のRASSは、型崩れ防止のために、素材の中にカーボンが埋め込まれているらしい。

ほしい。笑


●空中フォームは安定してきた
夏場から、空中フォームの安定をテーマに飛び続けてきた。

実際、ここ1年でかなり綺麗になったと思う。今はかなり安定して飛べている。

余裕が出てきて、手のひらもだいたい意図した位置でキープ出来るようになった。

でも、まだ完璧じゃない。

例えば、カカトの幅。
世界最高峰の飛行効率と思われる船木さんや葛西さんと比べると、カカトの幅をもっと広げたいと思う。

そして、全体的にさらにリラックスして、肩の力をもっと抜きたい。


●僕(TVh杯2016)


●葛西選手、カカトの幅が広い。

やっぱり並べてしまうと、違いは歴然。
手のひらも、もっと翼を広げて良いのかも。
葛西選手のフォームはさすがです。


●いよいよテイクオフを改良する!
この年末年始は、本数は飛べたものの、決して好調ではなかった。

テイクオフ、そしてその前提となるアプローチが全然良くなかったからだ。

そろそろこれらの改良に着手したい。

飛距離を飛躍的に伸ばすために、支配的なのはここだ。

今は飛距離不足で欲求不満だ。
どうにも飛距離が足りてない。

A級大会でもまともに飛びたい。
いい加減に伸ばしたいと思う。


<アプローチ>
まず、アプローチ。
重心のグラグラ幅を抑えたい。

今見ると、アプローチで後ろに引かれすぎている。

ストレートですらスキーの真上に乗れていないので、その後のカーブで一気に後ろに置いていかれて、ヒザが立ってきてしまっている。

いくつか悪いクセもあり、それが影響しているかもしれない。

まず、Jakub Jandaみたいに内股になって、重心を落としきれていなかったみたいだ。

また、顔の向きも、ストレートでは前過ぎるのに、カーブ通過後は下過ぎたりと、グラグラ動いている。

シミュレーションをしても、立ち上がるときに足裏の重心ずれが許容範囲を超えている。

幸い、東京都の国体予選のときにいろいろアドバイスをもらえて、顔の向きや重心位置など、だいぶしっくりくる形が見えてきた気がしている。

次、早く飛んで、修正バージョンを試したい。


<テイクオフ>
そして、テイクオフの立ち方自体も直したい。

足の力による持ち上げが、上手く腰に伝わっていない。

自分の身体のクセもあるけれど、今はあいかわらず頭の位置が低すぎちゃうことで、腰が後ろに抜けてしまっている。

つまり、せっかくの下半身からの持ち上げを、頭の低さによって逃してしまっている感じだ。下半身と上半身の動きがバラバラとも言える。

最近は多少改善傾向にはあるけれど、疲れてきたり、アプローチが上手く滑れないと、すぐに戻ってしまう。。

頭の位置については年単位で課題意識はあるんだけど、そろそろここにフォーカスする時期になったと思う。

脚力をそのまま活かせるように、もっと素直に立ちたい。

上半身を抑えすぎず、頭を下げすぎずだ。

踏み切りながら、何も考えず、自由に身体を解放する感じくらいでいいかもしれない。

【YouTube】Yusuke Kitazawa - 2015-2016 北海道トレーニングジャンプ



●白好き。こういう足つかないところほんと苦手。笑


●朝日町コーチボックスから。この冬は天気が良かった。




●下川町ナイター
幻想的だった。空気が澄んで、キーーンと冷えて、感動的に滑りが軽くて。最高のコンディションだった。

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