2021年2月13日土曜日

2020-2021冬

この冬のジャンプは、年末に野沢温泉で飛んだ2本でシーズン終了になりそうです。

東京都の国体予選、秋田での国体本選はともに中止。白馬も警戒ステージとのことで、確かに環境面は苦しい。

ただ、僕自身としても、全くもって身体を動かせていない。

仕事がもっと落ち着くかと思いきや、22時を過ぎることも多く、平日はほぼ動けない状況。

週末のジョギングとジムが救い。

というわけで、先週の土日は久々に長野に行けることになったのですが、ジャンプは飛ばずに、基礎体力トレーニングとして、スケートとクロスカントリーをやってみました。

<日程>
2/6 PM 木島平クロスカントリー
2/7 AM 菅平スケート、PM菅平クロスカントリー

道具は仲間からレンタル。
・スケート -->ogw選手
・クロスカントリー一式 -->新婚の大野くん
ありがたいことです。



●スケート

人生でたぶん10回も行ったことなくて、これまで滑り方(姿勢やブレードの使い方)も知らなかった。

スケーティングの基本テクニックは”外側(アウト)エッジに乗る”こと(ogw選手より)

確かにそうかもしれない。試してみたらよく分かった。

当面、スケートで唯一意識するポイントはここにしよう。

最初はアウトエッジって何のこと?と思った


(1)アウトエッジに乗る

普通に歩く感覚で滑ると、内側エッジで滑ってしまいがち。人間の身体構造上、そうなると思う。

そこを意図的にアウトエッジで滑るようにすると(まだ完全には出来てないだろうが)、安定性が増した気がした。片足で長時間滑り続けられるようになった。

それに、滑りも良くなった気がする。ツーーーーッと抵抗なく氷を滑っていけている気もした。

<アウトエッジのメリット>
・安定性UP
・スピードUP(摩擦減)
#今現在の感覚レベルなので、慣れるとまた変わるかも


<アウトエッジの乗り方>
最初、安定は靴に任せて、身体ごと外側に倒れ込む感覚かと思ったが、危ない気がして、そこまで委ねられなかった。

それもそのはずで、正しくは↓

身体(腰から下くらい)を外側に倒して、アウトエッジを氷に接触させた状態で、上から踏む(菅平スケート場の元木さんアドバイス)

このとき、むしろ重心は内側に置こうとする感じ。

身体を外側に倒し気味にするので、バランスをとるためには、重心を内側に持っていくような姿勢が良さそう。

脚とか足首の使い方は、ジャンプの空中で、スキーをフラットにする(=滑走面を真下に向ける)ときに似てるかな。O脚にする感じ。


<今は一発で乗れなくてもいいや
アウトエッジで滑るための今現在のポイントは、一発で乗れなくてもOKとすることかな。

スケーティングするときに、ブレードのどこが接氷してるかがまだ直感的、反射的には分からないから、滑りながら接氷面を調整するくらいでいい。

滑りながら、アウトエッジを真下にする=氷にくっつける状態に出来たら、そこを上から踏みつければいい。

ちなみにアウトエッジに乗れると、他の人から見たときに、それっぽく見えるというか、初心者感が減る。


●クロスカントリー

<スケートのアウトエッジと同じ>
スケート同様、クロスカントリースキーも、普通にしてると内股になると思う。

内股だと、スケーティングをしてもスキーが外側にずれてしまい、進んでいけない。

クロスカントリーで感じたポイントは2つだな。
(1)フラット接地 ★スケートのアウトエッジと同じイメージ
(2)足首角度キープ ★スキー共通のテクニック


(1)フラット接地

大雑把な感覚としてはスケートと同じで良いと思う。

スケートのアウトエッジと同じ要領でスケーティングすると、スキーをフラットに接地出来る。

すると、スキーを横ずれさせずに、真っ直ぐ進ませることが出来る。

なお、スキーの場合はスケートと違って、フラット接地で良い(スケートは本当にアウトエッジに乗る)


(2)足首角度キープ

あと、常時、足首角度のキープ(=膝を入れた姿勢をキープ)が必要。

そうしないと、スキーに乗り遅れる気がした。

これはアルペンスキーをしてても思ったし、ジャンプスキーでパラレルターンしようとしたときも思った。

スキーに共通の、重心を逃さないテクニックだと思う。

足首は、ジャンプの空中と同じ(=スキーを引き付ける)使い方。

クロスカントリーは、ヒザを入れて、ずっとスキーを引きつけ続けながら滑る感じだと、そうしてない時よりは上手く滑れた。


<スケーティングの流れ>
フラット接地して、踏み込むときには内側エッジを立ててひっかかりをつくる。

スケーティング時は、イメージ的には、スキーの外側(実際には中心)から内側に重心を移していく感じだろうか。

(1)外側で接地(実際には中心だが)
(2)中心で滑らせて(なるべく長く乗る)
(3)内側で踏み込み(加速)
みたいなリズム。

とは思ったけど、全然出来ない。笑

バランスが悪くて、(2)滑らせる時間が全然とれない。

しかし、クロスカントリーってもっとスタミナ一辺倒なのかと思ってたけど、全然そうじゃない。技術要素もすごく大きい。


●ジャンプへの反映

やっぱりクロスカントリーは、ジャンプへの反映があると思った。


<スキーをまっすぐ進ませる>
ジャンプでは、アプローチのレールに沿って、真っ直ぐ進ませる必要があるわけだけど。

クロスカントリースキーで、スキーを真っ直ぐ進ませる感覚。

その感覚でジャンプのアプローチを見ると、自分のこれまでのアプローチだと絶対だめだと実感する。

明らかに、横ずれ=外ずれするような滑り方をしていると感じられる。

フラットに置けてなくて、インエッジに重心がかかりすぎ。

ここを直して、正しいアプローチの形で滑ってこれれば、小さくない効果があると思う。


<真っ直ぐ進めるアプローチ姿勢にする効果>
(1)助走スピードUP(レールを擦るブレーキがなくなる)
(2)踏切インパクトUP(力が横ずれで逃げずに、伝わる)

事実、僕のジャンプスキーの側面は、外側だけレールを擦った跡がついている。真っ直ぐ滑れていない。自らブレーキをかけている状態だ。

それに、横ずれするような形からでは、思い切り踏み込んでも、力が横にずれて逃げていく。


<直し方が具体的に感じられる>
そんな状態なのは重々知ってたけど、直し方は漠然としてた。

漠然と、ヒザを割るというか、両ヒザをガニ股気味にすれば良いのだろう思ってた。

そこが、今回クロスカントリーを体感すると、具体的かつ直感的になってくる。

スキーをフラットにして、真っ直ぐ進ませるをつくると、結果としてその形(=従来よりはガニ股気味)になる、という感じ。


<この流れだ>
スケート(アウトエッジで滑る感覚を確認)
 -->クロスカントリー(スキーをまっすぐ進ませる形を確認)
  -->ジャンプ(飛べる!)


●日常的な運動の確保を

ここまでは技術の話。

あとは、単純に筋力=パワーも必要と思う。

骨折で入院してベッドから動けなかったときは、体重53kg台まで落ちてたから。。今もそのまま筋力戻ってないのかもしれない。

夏から苦しんでいる空中分解を防ぐには、骨盤とか足の付根あたりの筋肉が必要と思う。

そこは気にかけつつ、特定の部位を鍛えようみたいな考え方よりも、何でもいいから、全体的に身体を動かす、ということを、やっていきたいなあ。

日常の中で出来るもの、部屋の中でも出来るもの、、
肩車、階段上り下り、、

今年の国体は仕方なかったと思う。

こう見ると、もっとアウトに乗っても良いなあ。

天気悪いと、手の指先が冷たすぎた。。




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