2012年7月21日土曜日

絶不調!(7/9-16)

●飛べない!!
現在、絶不調だ。
原因は、大転倒したせい。
着陸での失敗ではなく、テイクオフの瞬間に大きくバランスを崩すような転倒だった。
それ以来、全く飛べるイメージが持てなくなってしまっている。

●恐怖心との戦い
テイクオフや空中でバランスを崩して、空中分解するほどの転倒をしたときは、きっとほとんどのジャンパーは、次のジャンプが怖くなる。

理由は、それまで持てていた安定飛行のイメージが壊れるからだ。

今回の僕の場合はわりと深刻で、安定飛行のイメージが「ズレる」どころでなく、「完全に壊れてしまう」レベルまできている気がする。自分の気分としても、なかなか安全に飛べる気がしてこない。

●グダグダ言わずに飛ぶ!!
こうなった場合の対処は2つ。
1.それ以上悪いイメージを残さないために、頭が空っぽになるまでジャンプを飛ばない。
2.あるいは、ひたすら飛び続けて、きちんと着地できるという実績を積み上げ、転倒のイメージを安全飛行のイメージで上書きする。

僕はいつも後者を選択している。

もちろんこの場合、一般に正解なのは前者なんだと思う。悪いイメージのまま動くと、悪い動きが身体に染み付いてしまう、というのが一般的な解釈だ。

でも僕は、もし転倒の原因がわずかでも分かっているのなら、
転倒後も間髪空けずに飛び続けることが、恐怖心を払拭するただ1つの道だと思う。

去年、冬の朝日町のミディアムヒルで転んだときもそうだった。
目から着地してゴーグルが割れちゃうレベルの衝撃だったけど、夜は病院に行って、すぐ次の日から飛び始めた。午前も午後も。
再開当日、ジャンプ台のアプローチが崩れかけていて、再度ひどい転び方もしたが、間髪入れずに飛び続けた。

結果として、、技術向上のためには良かったのか悪かったのかは分からないけど、
グダグダ理由を付けて、ジャンプを飛ばないでいるのだけは、絶対に嫌だった。笑

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●だめなときは何やってもだめ
今回の転倒は7/9で、1週間経って(7/14-16)またジャンプ台に行ったけど、結果は変わらなかった。
赤倉のミディアムヒル(K=60)で、2週間前は55m飛べたのに、今は40mにも届かない。

アプローチは重心がズレて、ちょっと後ろに引かれてしまっている気がする。
テイクオフはどうしようもない。別人みたいに変わってしまった。

アプローチもテイクオフも、もう放置しようと思う。だめな時は何やってもだめ。

●やれることだけやる
次回は空中に集中する。
今クリアしたい大きな課題として、空中でのスキーの安定がある。
しっかりスキーを引き付け、前傾姿勢をとって、スキーの表面から身体を離さない。
カカトの幅を広げてV字をつくる。スキーのブレを最小化する。

実際、空中のイメージを固めることは重要だ。
空中イメージがあってこそ、テイクオフをつくることが出来る。
なぜなら、テイクオフの役割は、身体をアプローチ姿勢から空中姿勢に変えることだからだ。
どんな形を空中でつくりたいか。その形をつくれるように、テイクオフでは動けば良い。


幸い、飛び続けたおかげで恐怖心や転倒への不安は消えている。
今は、どうにもならない部分はひとまず置き去りにして、空中に意識を集中しよう。

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