2020年7月18日土曜日

ジャンプ練習記録(6/27-7/15, 2020)

7月に入ってからは、ジャンプ練習の合間に、清水ブルーベリー園にお邪魔してます。

●清水ブルーベリー園(妙高):https://www.blueberryen-s.com/

毎年ながら、摘みたてでおいしいです。ジャムも好き。

ブルーベリーとジャムとバニラアイス

今年は長野から家族も連れていきました。

みんなブルーベリー摘みなんてやったことないとのことで、とても好評で、ジャンプ台の100倍くらい楽しそうでした。


●すんなりいかないジャンプ
しかしジャンプ、上手くいきません。笑

今年は好調の予感があり、新アプローチが上手く機能してたのですが(前回記事

しかし。

空中で、なぜか右スキーが下がって、ねじれて分解してしまう。。

空中が崩れると、ジャンプ全体が成り立たなくなりますね。

今はようやく復調してきましたが、数週間の悪銭苦闘の記録を残します。

[YouTube] 6/27-7/15, 2020 Yusuke Kitazawa - 妙高K60

<練習記録:全て妙高>
6/27、7/5、7/12、7/15
(7/15は家族を連れて3本だけ)


●空中でトラブル発生
今回、空中こんな感じになってました。

右スキー落ちてねじれる。。危ない。

今は一応解決したものの、これが出てた期間は、スタートゲートに座って、自信が持てなかった。不安だった。


●空中でねじれる原因
なぜか右スキーが落ちて、そこから分解してしまった。

未だにハッキリ原因は分からないけど、後々のために、思いついた理由を残しておきたい。

(1)脚パワー(FTMM)不足
事実として、いつの間にか、太ももや、脚の前面の筋肉が落ちていたことが分かった。

ここは空中でスキーをグリップするのに使う筋肉で、ジャンプには必須な部分。

それなのに、力を入れても太もも柔らかかった、、ここは絶対に固くなきゃいけない場所。

まさか、筋力が足りなくなるなんて、思ってもみなかった。

こうなった理由は、
・ここ何年も、前傾しての滞空時間を体験出来てなかったから。
   -->空中で風圧を受け止める脚の筋肉が、ずっと使われる機会がなかった。 

・習慣的に、太ももに極力負荷をかけないようにしてきてたから。
   -->アプローチを組むときに、太ももが張ってしまうのがすごく嫌なのでこうしてたのだけど、極端にやりすぎだったのかもしれない。 

今、急いでここの筋トレをしてる。

   -->イスを使って空中姿勢を地上でとってみたり、カカト歩きで脚の前の筋肉に負荷かけたり。

あと、筋力だけじゃなくて、イメージもやっぱり大事。
   -->最後の最後、ギリギリまでフライトを維持し続けるイメージを描く


(2)カカトのクリップ可動部の固さ
あとはクリップのネジ締めの強さを失敗してたかも。

AIRタイプのカカトのクリップって、ネジを回転軸にして、普段は風を受けて自然と動くのだけど、挙動がおかしかった右スキーだけ、クリップの動きがめちゃくちゃ固かった(ネジをきつく締めすぎていた)
ここのネジを締めすぎてた

これだけ固いと、持ち上がるはずのスキーも上がらなかったはず。

   -->クリップのネジをキツすぎない程度に調整

ただ、なぜこうなっていたかは不明。ネジがゆるくなることはあっても、固くなることなんてあるのか?

ケガして以降、道具には気を使ってたつもりだけど、気にしてたのはブーツやクリップのすり減りだけだったから、盲点だった。


(3)身体のゆがみ
もともと左右非対称ではある(=左肩が後ろに引けてる傾向あり)

ただ、このアンバランスは今回のケースとは逆方向のねじれだし、そもそも問題になるほど大きくははなかったはず。


自分の動きや姿勢を観察しても、直近でそこまで大きく特に変化したようにも思えない。

あるとすれば左右差があるところに、上記(1)(2)が上乗せされて、やられてたのかも。

   -->ひとまず、インソールや足のテーピングで歪みを矯正。あとは地道に、日常で重いものを持つ手を交互にしてる。


以上、やったことはこれだけなんだけど、不思議とねじれは無くなった。

今は直ってると思う。 

7/12は、過去に飛んだことがないような爆風だったのだけど、空中でなんとか受け止めて、しぶとく粘って飛んでいけた。 


●空中がだめだと全てだめ
しかしジャンプって難しくて、どこか1つ崩れると、連動してジャンプ全体が崩れてしまうことがある。

今回もそうで、具体的には、空中に影響されて、まずテイクオフが狂って、その後アプローチもだめになった。

空中に不安があるので、テイクオフでいつもの角度にいけず、逃げるように、身体を起こして上向きに変わってしまった。これは、無意識でこうなってしまう。

そこに気付いて、いつもの低い角度に戻そうとすると、今度はアプローチが狂ってくる。頭が下がって、前のめりになってしまう。

”低く出よう”とか、何か他のことに注力した時点で、取組み中だった新アプローチ(前回記事)のことは頭から消えてしまった。

さらに、空中の安定のために必死に脚パワー(=FTMM)を気にしてたら、もうアプローチは完全に旧型に逆戻りしてしまった。


●頭が下がると本当にだめ
今回、新アプローチで克服しかけて、また逆戻りして思ったのは、やっぱり頭が下がると本当にだめ。

左:だめ   右:OK、ピーン

自分でもどうしてこんなクセがついてるか謎だけど…
こんなところだと思う。

・ギュッと低く組みたいのか(ただ実際は身体は高いまま、頭だけ下げて、気分だけ低くなってる)

・乗り遅れを取り戻そうとして、前にいきたい反動なのか

・低い角度に飛び出したいのか

書き出してみると、もうそんなに窮屈にしなくても良いのでは、もっと余裕をもって、大きなイメージで組んでも良いのでは、と思ってきた。


<頭が下がると本当にだめなところ>
(1)跳ね上げ動作=逆モーメントを生む
頭が下がった姿勢から立つと、前に飛び込む動作が誘発される。だからだめ。

逆モーメント(=跳ね上げ)

前に飛び込むとだめで、
・お腹を前に突き出してしまうことで、頭が上がり、エアブレーキとなる(過去記事

あとは、↓もある気がした。
・前にいくのが(無意識かもしれないが)怖いので、回避する動きが出る(=上体を上に反らす=飛び出し後に頭を跳ね上げる=エアブレーキ)

いずれにしろ、結果、タツノオトシゴみたいな形になっていく。

すなわち、飛び出し前に頭を下げると、かえって飛び出し後は頭が上がってしまう(=エアブレーキ)


(2)肩が力む
あと、肩の力みも出る。

頭を下げて、そのままだと前転するような角度に出ようとするから、不安を誘発して、無意識に肩が力む。

頭が下がれば下がるほど、肩に力が入っていく ★重要

また、脚からは必要な力が抜けていく。空中を危うくする要素が生まれてしまう。

低い飛び出しは基本だけど、限度はある。

頭を下げて、そこからさらに前に突っ込んだなら、まともに飛行出来るはずがない。



●船木さんのテクニックを見習う
今年の新アプローチで取組み中の内容だけど、

腰を落とす、、やっぱラクだよねと思った。

テイクオフでの苦しさがない。

頭からガツンといって、直後跳ね上がるみたいな不自然さもない。

その逆で、テイクオフから空中にかけて、空気を抱え込みにいけるような、ゆるやかな正モーメントが出てくる。

アプローチからテイクオフは、
・船木さんのイメージをベースにして、
・腕を後ろに引く、アゴを前に出す(前回記事:前後ヤジロベー)
のを追加すれば、僕には良いんじゃないかと思う。

船木さん型アプローチは、苦しさがない。

ちゃんと出来たときは、その瞬間からアプローチで見える風景が変わって、視界も開けて、リラックスや開放感さえ感じる。

そこからなら、テイクオフにさしかかっても無理がなく、肩の力が抜けて、かわりに脚に力が入る。しっかり脚パワーを下に置いてこれる気がする。


次回も楽しみ!! 



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