2014年8月31日日曜日

2014 妙高サマージャンプ大会

妙高サマージャンプ大会が本日開催されました。
この大会は、道外で日本のトップ選手が勢揃いする数少ない大会でもあります。

ここ数年、台風や濃霧など悪天候が続いていましたが、今年は珍しく天候に恵まれました。


●大会の賑わい
観客数は、去年の何倍でしょうか?
1000人はゆうに越えたとスタッフの方が話していました。

これだけの観客が入った理由には、天候に恵まれたこともあると思いますが、やはり一番はソチオリンピックの効果だったのではないかと思います。

国内トップ選手が勢揃いし、ソチオリンピックでメダルを獲得した地元出身の清水礼留飛選手を始め、メディアでも大きく紹介されている高梨沙羅選手、葛西紀明選手なども出場していました。このあたりが、それまでジャンプになじみのなかった方々も来場されるきっかけになったのではないかと思います。

試合結果は、ソチオリンピック・メダリスト組の竹内択選手の優勝。その他の上位勢も、向かい風をしっかりつかまえて飛んでいくのがよく分かりました。

そして我らがボス・船木さんも、ほぼ無風の中、綺麗なジャンプを見せてくれました。


●だめだったーー
さて自分はというと、ジャンプ人生ワーストの試合をしてしまいました!

どうにも身体が動かなかった。
練習は裏切ることもあるけど、練習しないと確実にだめですね。

若い時はまだごまかしがきくのかもしれないけど、年とると確実にだめ。

ゴミジャンプ連発で、FIT応援団の皆さま、飯山の親御さんたちにせっかく声をかけていただいても、苦笑いでしか返すことが出来ず。。大変不甲斐ない。。去年11月の飯山の大会と同じくらい悔しい内容でした。


●なまりきった身体では飛べない
実は、ここ1週間ほど全く運動が出来ずにいました。
会社内外の飲み会が続き、、それまでせっかく絞っていたのに、身体のキレが全くなくなってしまっていました。

今週はとにかく身体が動かなかった。

脳の指令に身体がついてこなかった。
自分の体じゃないみたいだった。
重くて、遅くて、固かった。
バネやしなやかさがなくて、どすどすした動きしか出来なかった。

陸上ですら、アプローチがまともに組めなかったほど。

試合前日のPMはバレーボールを5セットくらいやったんだけど、それでも重さはとれず。
試合の朝早起きしてジョギングやバランストレーニングしてみたんだけど、それでもキレは戻らず。

やはり急にやってもだめで、負荷は小さくても、日常的に運動し続けることが必須だと痛感しました。


●良薬口に苦し
今回は、良い反省が出来ました。
悔しさは募るけど、良薬口に苦し、です。

やはり心技体揃わないと、自分で納得出来るジャンプは出来ないなと思いました。

そして、技はもともとないとしても(必死に習得中ですが、、笑)
会社員ジャンパーは、わりとメンタル(心)は強いと思うけど、時間の制約などから、何より体がついてこないことが多いです。

スポーツをやるなら、体がキレることが基本です。だから、もっと運動を日常に取り入れていく必要があるなと思いました。

来週以降は試合が続きます。
来週の塩沢、再来週の白馬と。よって、ステージに立つチャンスがすぐに、休む間もなくやってきます。

これらの試合では、身体を動ける状態にもっていき、今できるジャンプはしてきたいと思います。

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●写真1:空中フォームは良くなってきたと思うんだけど


●写真2:小川くんが撮ってくれてた


●写真3:2本目のジャンプ。西岡さんありがとうございます。

2014年8月20日水曜日

2014夏の北海道を終えて③テクニックまとめ

北海道合宿でつかんだテクニックについて、まとめとしてポイントをメモしておきます。

●ジャンプの重要テクニック
①FTMM(by船木さん)
大学生チームのジャンパーたちも、「足を張る」「足の張りが弱い」などの表現はよく使っていて、空中で脚にパワーを入れることの重要性を知っていると思う。

では、その「足を張る」ために具体的に何をすればいいかというと、それは「太ももに力を入れること」だけでいい。(船木さん直伝)

太もも(FTMM)にさえ力を入れれば、人間の身体の構造的に自動的に脚全体の筋肉に必要な力が入る。

よって、足全体に力を入れたいときも、自分で意識するのは太ももだけで良い、ということだ。

空中で脚パワーが入ることの効果は以下の通り。
(1)空中分解の可能性が減り、安全
(2)向かい風を浮力に変えることが出来る

<映像で見るFTMMの効果>
この効果を、何より映像で紹介しておきたい。

空中分解がなくなり、安定して飛べるようになる。
[YouTube]FTMMなし/あり比較

やっぱり足に力が入っていると、とにかく安全なんだ。

空中で風の揺さぶりに耐えることが出来るし、向かい風が来た時はそれをしっかり受け止められるようになるので身体が持ち上がる。

<もしも足が張れないときは>
もし空中で足がゆるむ場合は、アプローチの段階からFTMMに力を入れておけばいい。(これもby船木さん)

自分の場合だと、アプローチのスタートで腹筋と骨盤に力を入れておいて、その上に上半身を乗せる感じで組むと、テイクオフした後も脚に力が入り続けてくれることが多い。

みんな、アプローチでどうしておくと空中で足に力が入るか。各自試しておくと良いと思う。

ジャンプは安全確保が第一。
だから、まずやるべきことは、このテクニックだと思う。


②アプローチで腰を落とす(by船木さん)
<立ちやすい>
腰高のアプローチで、上半身をつぶしながら滑ってくると、立ち上がるときには、実はものすごく脚力が必要になる。

そこで、腰を落とすor頭を上げるのどちらでもいいんだけど、頭の位置が腰より若干高くなるくらいで組むと、脚力がなくてもすごく立ちやすくなる。

これ、やれと言われてもかなり半信半疑だと思う。正直えーって思った。

しかしながら、それでもと思いながら実際に腰を落としてみると、すごく立ち上がるのがラクになって、実はこれまですごい苦しい中で立ってたんだと気付いた。

そしてテイクオフで足がすっぽ抜けにくくなるので、腰が前にいくようにもなってきた。


●左:従来アプローチ
●右:腰を落としたアプローチ


●左:腰が後ろ。頭が下を向くので目線が近く、タイミング遅い
●右:腰が前に出て、目線を遠くにおいているのでタイミングも合う

<顔の向きそのままドーーーーン>
また、腰を落とすと顔の向きが上がってきて、こうなって初めて、西方俊也さん直伝・顔の向きそのままでドーーーンが出来た。立ちやすくなったおかげだろうか。

顔の向きそのままに、頭の位置をそのままにするように飛び出すと、テイクオフ動作の中で、肩の開きや上半身の動き出しがない。よって、ロスのない、無駄のない、きれいなジャンプに近づける。


③なめらかに、ラインを崩さない(by桜井さん)
<角のある動き、激しい動きはしないこと>
滑り始めてから自由落下のラインのとおりに、なめらかに、ゆるやかに、しなやかに、静かに動く。

例えば、これまではテイクオフで急激に手を使ってしまっていたけど、これでは自然と前に進んでいく流れを崩してしまう。

だから、今後は力を抑えてでも、自然の流れを崩さないで飛んでいこうと思う。

角のある動きはロスになる。急激に動くのは必ずロスになる。だから、流れを崩すような激しい動きは絶対にしないこと。

実際にテイクオフで手を使わずに、立ちながらサッと手を体側につけるようにすると、空中でスムーズに進んでいく気がした。


●自分のジャンプが伸びるとき
<失敗は増えるけど、それでいいのかも>
上のテーマに取り組んでいるときに、特に②③では、それまでには出なかった極端な失敗ジャンプが急に多くなった。

余市でK点50m越えを連発していたのに、急に35mに落ちる。

どうしたのかなと思いつつも、失敗したあとスロープカーに向かう途中、これは良いことなんだと思いながら歩いてた。

というのも、それまでにやったことのない動きが出来ている裏付けだと思ったからだ。

<守りに入ったトレーニングは決してしない>
きっと、既に出来る範囲内、安全に飛べる範囲内のジャンプをリピートしているときは、失敗は少ない。でも、ジャンプは変わらないはず。

このときは、ちゃんと自分のジャンプを変えようとする動きが出来ているんだと思えた。このまま続けていけば、いつか1つ上の到達点にイケるはずだと思えた。

自分のジャンプを変えるときは、それまでに持っている安全飛行のイメージに当てはまらない動きをするわけなので、誰でも恐怖感はあるんだと思う。でも、より遠くに飛びたいのなら、変えないと意味がないんだと思う。

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今後は、上の3つが重点テーマ!
特に、①FTMMだけは何としてもマスターするべきだ。

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さて、8月後半からは本州で連戦!
去年よりきれいに飛びたい!

2014夏の北海道を終えて②ジャンプ

夏合宿では、宮の森、大倉山、荒井山、余市、白馬、妙高。
たくさん飛んだ。

4月から緻密に作戦を立て、会社で休み調整をしおいたのが功を奏した。

書き出してみるとひく。笑

8/1朝始発の飛行機で札幌に出発
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8/1 AM宮の森、PM秘密トレーニング
8/2 AM宮の森(大会)
8/3 AM 大倉山(大会)
8/4 オフ
8/5 AM宮の森
8/6 AM宮の森、PM荒井山
8/7 AM宮の森、PM荒井山
8/8 AM荒井山
8/9 AM大倉山、PM荒井山
8/10 AM大倉山、PM荒井山
8/11 PM宮の森
8/12 AM余市、PM余市
8/13 AM余市、PM余市
8/14 移動(フェリー)
8/15 AM白馬
8/16 AM妙高、PM妙高
8/17 AM妙高、PM妙高


さて、忘れないうちに、各ジャンプ台での記憶をたどってみよう。

●宮の森(K90)
トレーニング日:8/2、5、6、7、11

< FITチームと練習>
FTMMで安定飛行するトレーニングは主に宮の森でした。主にFITチームメンバーで練習させてもらった。

ジャンプ台のスタートゲート付近の階段に腰掛けながら、ジャンパーとして、あの船木さんからアドバイスをもらう。まさかこんな日が来るとは、、子供の頃は信じられなかった。

< FTMMで空中が安定>
そしてFTMMの成果あり。
杉本さんから、安心して見ていられるようになったって言われるようになった。スキーもブレなくなった。

25番から出ればだけど、無風でも80mオーバーが平均的に飛べた。


写真:宮の森のスタートゲート。杉本コーチの合図を待つ。女子ゲートから必死に飛ぶおっさんの図。笑


●大倉山(K120)
トレーニング日:8/3、9、10
飛んだのは、試合の2本、翌週土曜5本、日曜2本。

<ものすごい浮力>
ここは風圧が強くて、本当に飛んでいる感じがする。スキー全体に風を受けて、足裏で空気を踏みつけている感じ。重たい空気のカタマリが圧力になって、足裏全体にグーーーッとかかってくる。浮力がものすごい。

あれでK点まで飛んだら、どんなに楽しいんだろう。

少しだけ、ラージヒルでのK点ジャンプの世界を垣間見られた気がする。想像できない世界から、想像の範囲内に入ってきた=現実的なターゲットとして入ってきた、そんな気がする。

高翔会の練習にご一緒させてもらい、練習する機会をもらえたのが嬉しかった。

FTMMだけ心がけて飛んだけど、大倉山での本数もある程度稼げて、だいぶ慣れてきたと感じられた。FTMMに加えて、攻める動きも出来るようになっていた。

<仲間のラージヒルデビュー>
8/10は強風で練習をやめかけたけど、一緒に練習した立教4年のIWTくんの大倉山チャレンジ・ラストチャンスということもあり、慎重に風を見てもらい、2本飛ぶことができた。

やっぱりジャンプを始めたのなら、ラージヒルは飛びたいもんね。彼の2本目は、安定したいいジャンプだった。

僕は27番ゲートから出て、最初のライン、85mまであと少し!


写真:大倉山でのテイクオフの瞬間。五輪マークがきれい。


●荒井山(K55)
トレーニング日:8/1、6、7、8、9、10
ジャンプ映像[YouTube]:https://www.youtube.com/watch?v=yZnvPWtJnfs

理由は分からないけど、何か好きな台。アプローチで乗りやすい。

腹筋と骨盤にクッと力入れて、腰を落として、どんどん前にヒザ入れて攻めながら滑っていく。すると、荒井山でもものすごく強いGを感じる。

24番ゲートなら、無風でもバンバンK点を越えていけた。去年向かい風の中、偶然飛べた最長距離を、今年は風がなくてもコンスタントに飛んでいけた。

<大学生チームの成長株>
阪大のたっきーが上手くなっていてびっくり。まぐれでは決してなくて、アプローチやテイクオフが確実に上手い。これはすごい。やっぱり前のめりで転ぶ選手は上手くなるんだろうか。


●余市(K50)
トレーニング日:8/12、13
ジャンプ映像[YouTube]:https://www.youtube.com/watch?v=MQu7ohgXSYs


写真:余市竹鶴シャンツェ

ジャンプの名門・余市紅志高校のすぐ近く(裏庭?)にある。
カンテが低くて、飛行曲線がものすごく低いジャンプ台。飛び出した瞬間に低くてびっくりして、その後だんだんランディングバーンから離れていく感じ。

トップから4段下げて、K点越え連発。去年はトップから出てたかな?それでもあとわずか、K点に届かなかったんだ。

<東工大のエース>
東工大1年の石橋くんが上手くなってきていい感じ。余市の2日間だけでも、かなりレベルアップしてた。すごい。アプローチの滑りはオレより上手い。見習わないと。

<無駄を削ぎ落とす>
余市では桜井さんに見てもらえたのが、とてもありがたかった。桜井さんのアドバイスのおかげで、新たな美学が芽生えてきた。

これまでは、鋭く低く、そして速いテイクオフ、深い前傾姿勢なジャンプが好きだった。そこは相変わらずなところあるけど、それだけじゃない。

「無駄を削ぎ落したジャンプ」「角のない、なめらかなジャンプ」がきれいなジャンプなんだと感じるようになってきた。

これは、僕にとっては、大きな価値観の変化。

無理やり低く出ようとは思わないし、強引に前傾を深めることもしたいと思わない。かわりに、ブレーキをかけるような無駄な動きを一切なくして、静かにスッと出たい。

それまでの自分のジャンプ映像を見直してみると、やっぱり、桜井さんに見てもらうまでのジャンプは、短くて急だ。特にテイクオフが。

ゆるやかになめらかに。しなやかに。飛びたい。

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★実り多かった北海道
北海道では、空中も安定してきたし、船木さんのアドバイスのおかげで腰が前に出るようになった。

そして桜井さんのお陰で、無駄な動き、激しい動き、角のある動きを削ぎ落とそうという、なめらかなジャンプに移行する傾向が芽生えてきた。

収穫はすごくあったと思う。

合宿で一緒に過ごしたメンバーの中でも、一番吸収出来たのは自分かも?と思ってしまうくらい、次のステージに進むためのヒントをもらえた気がする。


本州に帰ってきてからも即ジャンプ。

●白馬(K90)
トレーニング日:8/15

<危ないときはFTMM>
フェリーで1日中寝ていたせいで、身体全く動かず。脳から指令を出しても、筋肉が動かない。身体と脳のシンクロ率低い感じ。さらに雨で視界もいまいち、アップも不十分。アップしてても身体が動いていないのが分かる。

こんなときは危ないので、安全のため、FTMMだけを心がけて飛んだ。

ジャンプ内容は、めずらしくタイミングが早かった。アプローチのポジションが変わりつつあり、目線が遠くなってきているんだろうか。

白馬には後輩にあたる東工大1年生ジャンパーISBSくんが見に来ていた。来年は一緒に飛ぼう!


●妙高(K90)
トレーニング日:8/16、17
ジャンプ映像[YouTube]:https://www.youtube.com/watch?v=kvxr8oENW78

合宿の締めくくりとして、最後に妙高赤倉で飛んできた。

<静かなテイクオフがいい>
無駄な動きを削ろうと思って、、船木さんのマネをして飛んでみた。

テイクオフで手を使わずに、空中姿勢をサッとまとめるようにしたら、空中ですごく安定感が増した。

これまでは過剰な手を跳ね上げる動作があったことで、テイクオフのときに重心もバランスも崩してしまっていたんだと思う。その状態で空中に飛び出していっていたので、なかなか空中が安定しなかったんだと思う。

妙高では、空中でグライダーになったような感覚が味わえた。

何も力が入っていない、どこにも力が入っていない、見ていて力感がないジャンプ。だから、去年より良かったんだと思う。

でも、まだまだ余分な手の動きは残っている。それもかなり。これらはどんどん削っていこうと思う。もっと静かで、綺麗なジャンプをしたい!

<ノーマルヒルでK点ジャンプ>
トップから4段下げで、92m。その後もK点前後。ノーマルヒルでK点を越えていけたのは初めて。

飛び出し後の視界が、一気にジャンプ台の底まで見えて、すごく遠くにK点が見えたの覚えてる。たまたま来ていた久之さんが「いいじゃねーか、92メーター!!」と言ってくれた。

でも、飛距離は今はどうでもいいんだ。風とゲートでいくらでも変わるから。

今は、もっと無駄を削った、綺麗なジャンプをしたい!

2014年8月19日火曜日

2014夏の北海道を終えて①グルメ

今回の北海道合宿もすごく楽しみにしてたんだけど、幸いにも、その通りに過ごせた気がします。

今回も楽しかった!
・初めて出る大会
・大倉山初フライト
・集中的にジャンプを飛べた
・船木さんはじめトップ選手にも会えた
・わいわい大学生仲間とも合宿できた
・たまにはジャンパー仲間、ジャンプファン仲間たちと飲みに出かけたり、札幌にいる会社の人にも会えたり

いつものことながら、観光など一切せず、笑
ひたすらジャンプだけを飛び続けた合宿でした。

といいつつも、札幌は食事がおいしい店がたくさんあって、夜はあちこち食べ歩いた。

★札幌食べ歩き
スープカレーのSuage、GARAKU、ハンバーグのHIGE、パフェのよつ葉ホワイトコージ、サッポロビール園。

特に、SuageとHIGEとよつ葉パフェはお気に入り。

●Suage
http://www.suage.info/

札幌スープカレーで一番好き。

●ひげ
http://r.gnavi.co.jp/rph2fak50000/

感動的においしい!去年はまって、今年も期待通りの味!
店内もきれい&おしゃれ。肉食系女子と行きたいところ。
(2019追記:ここ数年は、味、接客ともに全く好みではなくなってしまった、、、。オーナー変わったのかな、もはや別の店

●よつ葉
http://www.yotsuba.co.jp/white/

今まで食べたパフェで一番かも。
雪印パーラーよりもずっとおいしい!

などなど、話題は尽きないですが、グルメガイドはそこそこに、肝心のジャンプも好調です。

トレーニングの振り返りは、次エントリで。

2014年8月5日火曜日

国内2つのラージヒル

さて、日本には2つのラージヒルがあります。
大倉山と白馬。

先日、大倉山を飛んだことで、晴れて両方とも飛ぶことが出来たのですが、そこで感じたことや、トップ選手、コーチたちから聞いた話を合わせて、それぞれの台の特徴などを書いてみたいと思います。

近いうちにラージヒルを飛びたい、ジャンパー仲間向けの記事です。

●大倉山ラージヒルの特徴
<フライト高い>
僕自身は飛んだ経験が極めて少なく、何とも言えないのが正直なところですが、少なくとも白馬と比べて、飛び出し直後に高さがあります。

飛び比べてみると、その差は歴然。

僕は白馬ラージヒルでは大体90mくらいで着地するのですが、そのときと同じくらいの高さを感じても、大倉山では70mに届きませんでした。

台のイメージとしては、同じくフライトが高い白馬のノーマルヒルを拡大した感じがします。白馬ノーマルでゲートを上げまくれば、大倉山を擬似した良い練習になるのではと思います。

<向かい風強い>
あと、風が強いです。
ほとんど常時2~3m程度の向かい風が吹いているので、空中での脚パワーが弱いと一気に空中分解してしまうんではないかと思うほど。また、スキーがしなるほどの風圧があり、ブーツが脱げそうになるくらいだそうです。

<ゲート座りやすい>
スタートゲートの高さはちょうど良いです。(僕にとっては)
座っていて足がレールにつくので、スタート動作がしやすく、アプローチの形にすんなり入れます。重心も自分の位置に乗りやすいので助かります。足が長い外国選手だと多少窮屈かもしれませんが。

では、続いて白馬。

●白馬ラージヒルの特徴
<フライトすごく低い>
白馬ラージは、ものすごく低いフライトをとる特徴があります。同じ白馬のノーマルヒルはフライトが相当に高いのですが、それと対照的です。

飛び出した直後の高度が低く、着陸斜面がすごく近くに見えます。そしてK点付近まで飛ぶときは、その後徐々に着陸斜面から離れ、浮き上がっていく感覚があるとのことです。

もしかしたら、余市のミディアムヒル(K50)にそっくりなのかもしれません。余市も飛び出した瞬間に低くてびっくりします。そして、ずっと空中低くて苦しいんだけど、そのまま我慢してるとフワーッとランディングバーンから離れていく感じで、その後K点あたりでようやく地面が近づいてくる感じがします。

<難易度高い>
序盤の低さが特徴なのですが、白馬ラージヒルの難しさはここにあります。

この台で飛距離を伸ばすためには、後半の浮き上がりにつなげるために、はじめの低いフライトを乗り越えることが必要です。しかし、これには非常に高い技術、パワーが必要とされます。

テイクオフで高さや推進力を得られなかったり、空中でスキーを立ててしまうなどロスがあると、もともと高度が低い序盤でさらに高度を失ってしまい、あっという間に着陸してしまいます。

また、試合などでスタートゲートがトップ選手に合わせて設定される場合は、追い風が吹くと非常に厳しい。やはり始めの低空を乗り越えられずに落ちてしまいます。

おそらく、これほどまでフライトが低いラージヒルは世界でも有数ではないでしょうか。

こんな特徴があるので、白馬ラージヒルは難易度が高いとされています。

<遠くまで飛べれば超楽しいはず>
しかし、飛びこなすと、ここほど楽しいジャンプ台は他にないのではないかと思います。

低く飛び出して、空中後半で身体が浮き上がっていく感覚。。
落ちているのではなく、浮き上がる。
まさに飛んでいる感じが味わえるジャンプ台なのだと思います。

僕も白馬ラージヒルを飛びこなして、K点を越えてみたい。そして、いつかあの伝説の137mを達成してみたいと思っています。


●ラージヒルに初挑戦するなら
僕は、白馬が向いていると思います。

初挑戦の場合は、万が一とはいえ、バランスを崩すリスクが高いわけですが、ジャンプで最もバランスを崩しやすいのがテイクオフ直後です。

しかし、そこでバランスを崩したとしても、白馬ラージは非常に低いところを飛んでいるので、比較的に着陸しやすく、転倒につながりにくいと思います。

高いところから落ちると大変ですが、非常にフライトが低い白馬なら、より安全な環境で初チャレンジが出来ると思います。

大倉山への導線としても、白馬ラージは向いていると思います。


●白馬で練習すれば、大倉山も大丈夫
先日、大倉山の大会に出場してきましたが、初めてスタートゲートまで上がったときのことです。

実はね、「小さいな」って感じたんです。
白馬ラージよりもアプローチが短く感じて、ノーマルヒルみたい、と思った。

スタートゲートが低く抑えられているとは言え、大倉山はHS134。白馬のHS131より大きく、日本最大の台。さらに初飛び。

それなのに、なぜそんなに余裕が持てたかというと、事前に白馬で大倉山を意識した準備をしておいたことが大きかったと思います。

<大倉山対策:白馬でのおすすめ練習方法>
FIT杉本コーチのアドバイスもあり、白馬では以下の2つをやってきました。

①同じくフライトが高いノーマルヒルで、出来る限り高いゲートから出て、フライトの高さに慣れること。

②ラージヒルでスピード慣れすること。

さらに、ラージヒルでも相当高いゲートから飛んできたことが功を奏したかもしれません。

大倉山で助走90km/h & 向かい風3m/hだったとすると、相対速度は93km/h。

白馬は無風でしたが、それでもゲートを上げて94km/hくらいのスピードで出れば、大倉山相当の風圧を感じられると。しかもフライトが低いから安心感がある。

この条件で、土日合わせてラージヒル10本、ノーマルヒル15本程度飛んできました。

<メンタルも鍛えておく>
また、大倉山にはラージヒルしかないので、隣のノーマルヒルで慣らしてから、ということが出来ません。

そこを考慮して、白馬では、朝一ラージ、お昼休憩後1本目でラージ、ビデオ係で間隔が空いたあといきなりラージなど、飛ぶタイミングも意図的につくっていました。メンタルトレーニングにはなったと思います。

<一番大切なテクニックはこれ>
もちろん大倉山に限らず、たとえスモールヒルでも、ジャンプで何より大切なのは空中での脚パワー。

脚全体に力を入れたいときも、意識するのは太ももだけでいい。(船木さん直伝)

こんな形で練習しておくと、僕と同じく、技術的には発展途上の大学生仲間のみんなも、大倉山にチャレンジ出来るのではないかと思います。

いつか、みんなそろってラージヒルの大会出たいな。

2014年8月4日月曜日

8/3, 2014 大倉山サマージャンプ大会

土日の2大会が終わり、今日はオフ。

札幌市内でのんびりしてます。
スタバでMacBookAirという典型的なリラックスしてます。


昨日は大倉山で大会でした!
前日の宮の森ノーマルヒルよりも観客数が多く、賑やかでした。
やはりラージヒルは人気が高いということでしょうか。

競技場までのアクセスは、宮の森、大倉山ともに良いのですが、特に大倉山は駐車場があるため、クルマ1台で家族みんなで来れるのが大きいのかもしれません。

また、大倉山は観光地化されており、ウィンタースポーツミュージアム、カフェ、飲食が出来る売店、ジャンプ台グッズを扱ったお土産屋さんなど、施設も充実しています。

●大倉山に初挑戦
大会ですが、大倉山のラージヒルはそれまでに飛んだ経験がなく、大会当日初飛びでした。

まずは安全に着陸することをテーマに飛びましたが、今回は転倒者も何名も出ていて、それも僕よりもはるかにスキルが上の選手たちだったので、風が荒れていることも想定しながら、より一層集中して臨みました。

結果は何とか無事に、安定飛行して着陸。

ただ1つ、テレマークが不完全だったのが心残りです。
飛ぶ前は「安定して飛んで、テレマークもいれてきます!」と意気揚々と船木さんに宣言していたのですが、精神力が足りなかったですね。

空中の最後の最後まで安定飛行を続けていられれば、テレマークもきっちり入ったはずなので、まだまだ詰めが甘かったです。これからです。

それでも、今回ラージヒルの公式戦に初めて参加できて、ようやくジャンパーとしてスタート地点に立てた感じです。

ここに至るまで、いつもお世話になっているFITチーム、ハイテクチーム、高翔会、そしていつも一緒に練習する大学生チーム、社会人ジャンパーの皆さまに感謝です。

特に、荒井山でマンツーマンの居残りトレーニングに付き合っていただいたり、道具を含めたクルマでの移動、運転など、FITチームの杉本コーチには本当に感謝です。

まだまだ、これから。

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そして、試合に出ながら気付いたことをメモ書き。

●空中のウェイトの高さ
この土日は宮の森、大倉山と、上手い選手たちのジャンプをたくさん見てきましたが、特に印象に残ったのが、空中のウェイトの高さでした。

<空中中盤以降の持ち上がり>
ミディアムヒルだとテイクオフだけで終わりなのですが、ノーマルヒル、そしてラージヒルでは、その後の空中が本番なんだとすら思えてきます。

というのも、スタートゲート付近から順番待ちをしているときは、前に飛ぶ選手たちのジャンプを後ろから見ることになります。

そこから見ていると、長距離を飛ぶジャンプは、テイクオフ後しばらくしてから、空中でグーーッとスキーが持ち上げられて、足裏に圧がかかっているのがよく分かります。

おそらく、テイクオフ後の前に進んでいる時間はスキーへの風圧は特になく、そこから落下に移行するときに、一気にスキーに対して風圧による持ち上げが加わっている感じです。

同時に、上手い選手は、持ち上げられるスキーを、脚の力をしっかり入れて受け止めている様子がはっきり見てとれました。

<脚パワーで浮力を受け止める>
僕は大抵男子組の最初くらいで飛ぶので、タイミング的に女子のトップ選手たちのジャンプを近くで見ることになります。

中でも伊藤有希選手、高梨沙羅選手などは、空中中盤で落下にさしかかったときに、スキーが浮力を受けてグーッとしなる程になりますが、そういった下からの持ち上げを脚パワーで全て受け止めているのが分かりました。本当に上手いです。

空中で脚に力がしっかり入っていて、だからこそ持ち上げる風圧も受け止められるのだというのが、目の前で見ていて分かりました。

特に大きな台では、脚パワーは最重要といえます。
まず(1)空中分解を防ぐ安定をもたらし、そして(2)風による持ち上げを受け止めて飛距離を伸ばす。基本かつ必須な技術だと思います。

ジュニア選手がジャンプを始めるときに、最初に教えるのがこの空中での脚パワーなのだそうです。安全のために。

僕はこの技術がおろそかだった自覚があるので、この夏はここを最重要テーマとして、徹底して取り組みます。


●ウィンドファクター
<風で大きく変わる飛距離>
そして、この空中でスキーが持ち上がる様子を見ていると、風により数十mも飛距離が変わるというのも納得がいってしまいます。

風でそんなに変わるの?という声も多いかと思いますが、実物を見ていると、ほんとそうだな、と自然と感じてきます。

テイクオフの出来が同程度だったとしても、空中でスキーがしなるほどに風で持ち上げられているジャンプがあったり、全くスキーが上がらずに沈んでいってしまうジャンプがあったりします。

<ワールドカップでは>
そこで、現在ワールドカップでは、風が飛距離に影響することを考慮して、風の向きと強さを元に点数補正がされています。

向かい風であれば減点、追い風であれば加点し、風の有利不利を軽減する仕組みです。

これは合理的な仕組みであり、より公平に競技が行えることに加えて、試合進行上も風待ちによる中断を減らすことができるメリットがあります。

<なぜか国内戦では>
しかし、現在国内戦ではウィンドファクターは導入されていません。理由は分かりません。。

白馬も札幌も、ワールドカップではウィンドファクターを行っているので、測定機材がないという問題はないはずですが。。

もし全選手に対して公平な試合を行うのであれば、ウィンドファクターは導入するべきだと思います。

特に大倉山のように風の当たり外れがある台では、なおさら導入してほしいところです。


明日からは合宿後半戦!
取り組みテーマがハッキリしているので、迷うことなく練習出来そうです。
モノに出来ればラージヒルも恐れずにバンバン飛べると思うとゾクゾクします。

どこまで出来るか楽しみ!


●大倉山ラージヒルでのフライト(必死で脚パワー発揮中)


●ジャンプファン時代からお世話になっている片瀬さんより


●北海道物産展にもよくお越しいただける西岡さんより

2014年8月2日土曜日

8/2, 2014 宮の森サマージャンプ大会

宮の森サマージャンプ大会に参加してきました。
この大会は初参加。

ソチオリンピックも終わり、去年よりはメディアも観客数も大人しいです。

さて、結果は撃沈。
あいかわらず得意のタイミング遅れですが、
試技1m遅れ、本番2m遅れで大撃沈でした。

しかし、注力してやっていたポイントが少しずつ形になってきたのが救いです。

--
●最近の取り組みテーマ(空中姿勢)
ここ1ヶ月ほど、明確にテーマを持って練習しています。

最近になり、白馬のノーマルヒル、ラージヒル、そして宮の森ノーマルヒルなど、大きい台を飛び始めてから、自分の致命的弱点を多く感じるようになりました。

そのうちの1つが、空中姿勢。
今の自分のジャンプは、空中でスキーがバラバラ動き、誰が見ても分かるほどに不安定なジャンプをしてしまっています。

これは、空中で脚のパワーが抜けてしまっていることに原因があります。

●脚パワーが抜けたジャンプの例(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=ZbRGGXbfL44

空中のまだ高いところにいるのに、広げた足を閉じてしまっています。
途中からカカトの幅がどんどん狭くなって、V字もやめてしまっています。

これは初心者にありがちな弱点で、初心者ほど脚の力が抜け、かわりに肩に力が入ってしまう傾向にあります。

しかし、向かい風を浮力に変えたり、大きなジャンプ台でも安定して飛んでいくためには、最後まで脚パワーを持続することが何としても必要です。

●1つのことを繰り返す
この弱点に関しては、実は自分でもずっと自覚がありながら、これまでちゃんと向き合ってこなかったテーマなので、もうこの夏は、この1テーマに特化してやっていこうかと思っています。

幸い船木さんや杉本コーチからこの点についてアドバイスをいただき、それを試したところ感覚も非常に良く、何とかモノに出来そうな感覚も出てきました。

人の神経系には学習能力があるので、意図的に反復して、何度も何度も繰り返せば、やがて何も考えなくても、無意識のうちにその動きをしている状態にもっていけます。

逆に言えば、悪いクセがなかなか治らないのもそのせいかもしれませんが、自分にはクセがついてしまうほどの経験数がないので、なんとか柔軟に変えていけるはずと信じてやっていこうと思います。

とにかく、脚にパワーを集中させること。
これに特化してトレーニングしていきます。


●必死に脚パワーで風を受け止める(試技@宮の森)

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明日は初の大倉山!!
チャレンジ!!