札幌市内でのんびりしてます。
スタバでMacBookAirという典型的なリラックスしてます。
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昨日は大倉山で大会でした!
前日の宮の森ノーマルヒルよりも観客数が多く、賑やかでした。
やはりラージヒルは人気が高いということでしょうか。
競技場までのアクセスは、宮の森、大倉山ともに良いのですが、特に大倉山は駐車場があるため、クルマ1台で家族みんなで来れるのが大きいのかもしれません。
また、大倉山は観光地化されており、ウィンタースポーツミュージアム、カフェ、飲食が出来る売店、ジャンプ台グッズを扱ったお土産屋さんなど、施設も充実しています。
●大倉山に初挑戦
大会ですが、大倉山のラージヒルはそれまでに飛んだ経験がなく、大会当日初飛びでした。
まずは安全に着陸することをテーマに飛びましたが、今回は転倒者も何名も出ていて、それも僕よりもはるかにスキルが上の選手たちだったので、風が荒れていることも想定しながら、より一層集中して臨みました。
結果は何とか無事に、安定飛行して着陸。
ただ1つ、テレマークが不完全だったのが心残りです。
飛ぶ前は「安定して飛んで、テレマークもいれてきます!」と意気揚々と船木さんに宣言していたのですが、精神力が足りなかったですね。
空中の最後の最後まで安定飛行を続けていられれば、テレマークもきっちり入ったはずなので、まだまだ詰めが甘かったです。これからです。
それでも、今回ラージヒルの公式戦に初めて参加できて、ようやくジャンパーとしてスタート地点に立てた感じです。
ここに至るまで、いつもお世話になっているFITチーム、ハイテクチーム、高翔会、そしていつも一緒に練習する大学生チーム、社会人ジャンパーの皆さまに感謝です。
特に、荒井山でマンツーマンの居残りトレーニングに付き合っていただいたり、道具を含めたクルマでの移動、運転など、FITチームの杉本コーチには本当に感謝です。
まだまだ、これから。
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そして、試合に出ながら気付いたことをメモ書き。
●空中のウェイトの高さ
この土日は宮の森、大倉山と、上手い選手たちのジャンプをたくさん見てきましたが、特に印象に残ったのが、空中のウェイトの高さでした。
<空中中盤以降の持ち上がり>
ミディアムヒルだとテイクオフだけで終わりなのですが、ノーマルヒル、そしてラージヒルでは、その後の空中が本番なんだとすら思えてきます。
というのも、スタートゲート付近から順番待ちをしているときは、前に飛ぶ選手たちのジャンプを後ろから見ることになります。
そこから見ていると、長距離を飛ぶジャンプは、テイクオフ後しばらくしてから、空中でグーーッとスキーが持ち上げられて、足裏に圧がかかっているのがよく分かります。
おそらく、テイクオフ後の前に進んでいる時間はスキーへの風圧は特になく、そこから落下に移行するときに、一気にスキーに対して風圧による持ち上げが加わっている感じです。
同時に、上手い選手は、持ち上げられるスキーを、脚の力をしっかり入れて受け止めている様子がはっきり見てとれました。
<脚パワーで浮力を受け止める>
僕は大抵男子組の最初くらいで飛ぶので、タイミング的に女子のトップ選手たちのジャンプを近くで見ることになります。
中でも伊藤有希選手、高梨沙羅選手などは、空中中盤で落下にさしかかったときに、スキーが浮力を受けてグーッとしなる程になりますが、そういった下からの持ち上げを脚パワーで全て受け止めているのが分かりました。本当に上手いです。
空中で脚に力がしっかり入っていて、だからこそ持ち上げる風圧も受け止められるのだというのが、目の前で見ていて分かりました。
特に大きな台では、脚パワーは最重要といえます。
まず(1)空中分解を防ぐ安定をもたらし、そして(2)風による持ち上げを受け止めて飛距離を伸ばす。基本かつ必須な技術だと思います。
ジュニア選手がジャンプを始めるときに、最初に教えるのがこの空中での脚パワーなのだそうです。安全のために。
僕はこの技術がおろそかだった自覚があるので、この夏はここを最重要テーマとして、徹底して取り組みます。
●ウィンドファクター
<風で大きく変わる飛距離>
そして、この空中でスキーが持ち上がる様子を見ていると、風により数十mも飛距離が変わるというのも納得がいってしまいます。
風でそんなに変わるの?という声も多いかと思いますが、実物を見ていると、ほんとそうだな、と自然と感じてきます。
テイクオフの出来が同程度だったとしても、空中でスキーがしなるほどに風で持ち上げられているジャンプがあったり、全くスキーが上がらずに沈んでいってしまうジャンプがあったりします。
<ワールドカップでは>
そこで、現在ワールドカップでは、風が飛距離に影響することを考慮して、風の向きと強さを元に点数補正がされています。
向かい風であれば減点、追い風であれば加点し、風の有利不利を軽減する仕組みです。
これは合理的な仕組みであり、より公平に競技が行えることに加えて、試合進行上も風待ちによる中断を減らすことができるメリットがあります。
<なぜか国内戦では>
しかし、現在国内戦ではウィンドファクターは導入されていません。理由は分かりません。。
白馬も札幌も、ワールドカップではウィンドファクターを行っているので、測定機材がないという問題はないはずですが。。
もし全選手に対して公平な試合を行うのであれば、ウィンドファクターは導入するべきだと思います。
特に大倉山のように風の当たり外れがある台では、なおさら導入してほしいところです。
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明日からは合宿後半戦!
取り組みテーマがハッキリしているので、迷うことなく練習出来そうです。
モノに出来ればラージヒルも恐れずにバンバン飛べると思うとゾクゾクします。
どこまで出来るか楽しみ!

●大倉山ラージヒルでのフライト(必死で脚パワー発揮中)

●ジャンプファン時代からお世話になっている片瀬さんより

●北海道物産展にもよくお越しいただける西岡さんより
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