2014年1月2日木曜日

冬合宿2(12/29 名寄ノーマルヒル)

冬その2

■12/29(SUN)
名寄でトレーニング。
人生初の名寄。雪上のノーマルヒル(K90)も同じく初めて。


写真:名寄のジャンプ台

AMは1本。
ずっと抱えてしまっている悪いクセが直せなかった。
アプローチで顔の向きが下なので、連動して腰丸くなるし(前日の収穫ポイントだったのに!)、ヒザは戻るし。。ヒザ戻るのでスキー立ちすぎて、ブレーキで進んでいかなかった。

●冬独特の難しさ
また、一緒に行動していた方が、転倒で負傷してしまい、、AMは病院に付き添い。今回は新雪でブレーキがかかって転倒してしまった様子。
これで、冬の難しさを思い出した。

雪上は、夏にはない独特の難しさがある。
今回の新雪ブレーキ以外にも、アプローチや着陸斜面が凸凹していたりする。ワールドカップや国内主要大会クラスだと機械で整備されるけれど、多くのジャンプ台は、手作りで助走路のレールを掘ったり、着陸斜面は人がアルペンスキーで踏み固めるしかない。だから、どうしても凸凹は生じてしまう。

冬の台は実際に飛んでみても、凸凹の助走路で重心位置を保つのは難しいし、雪が降ると、ところどころ新雪で詰まったりもする。さらに着地も凸凹しているとなると、テレマークを入れるのがかなり難しい。下川の試合で1本目テレマークが入らなかったのは、これも原因の一つだ。

また、冬は整備に多大な時間と人出がかかる。それぞれ100m近いアプローチ、ランディングバーンを整備するとなると本当に大変だ。丸一日かかったり、何十人も総出で整備する必要がある。決して一人では飛べない。

夏はこういった難しさがない。アプローチ、ランディングバーンともに常に平らで均一だ。整備もほぼ不要。散水ボタンを押せば5分後には飛べる。
僕みたいな会社員ジャンパーは、時間の面でも、安全(難易度)面でも、どうしてもサマージャンパーにならざるを得ない状況だ。

●ジャンプ内容の振り返り
PMは本数は飛べた。9本。
直すべきところ
・相変わらず悪いクセが継続。。顔の向きが下で、テイクオフでどうしてもヒザが戻る。

名寄はスタートゲートに座った時、レールに足がつかない不安定さもあり、しっかり骨盤を返して、胸を張って、背中を伸ばして滑ってこれなかった。
しかしこれを修正しようと試みた後半は、いくぶんアプローチの姿勢が良くなり、踏み切りやすくなったので、多少ヒザの戻りが減っている。まだまだ修正しきれていないけれど。

顔の向き。下過ぎる。本当にいい加減なおそう。
上半身リラックスは基本的に正しいけど、顔を前に向けるには首の後ろに力が入る。でも、それでもいい。
トップ選手もガチガチに力入れてるって言ってた。首の後ろにボールはさむような感じとアドバイスもらったこともある。
リラックスと言えど、ただただ軟体動物のようになるのとは違う。

・空中で頭が上がって、野球のフライのようなジャンプになってしまったのが何本もある。ライナーを狙っているのに。頭が高過ぎる。空中ではもっと自分から空気を捕まえにいってもいいかもしれない。もうちょっとスキーに身体を委ねてやってもいいかなと思う。そこを修正したら上手くいった。あとは空中でスキーをグリップし続ける精神力が必要だ。
⇒テイクオフ直後から、スキーの表面から身体を離さない。これだ。


写真:名寄フライト(飛び出し直後)
理想の飛型は船木さん。身体がスッと伸びて、スキーと身体が一体になるようなフォームをつくりたい。


●良かったところ
・長く踏む感覚がつかみかけてきている。R通過からカンテまでを、ゾーンで感じられるようになっている。滑っている映像の記憶が最後まである。つまり、アプローチの最後10mくらい=カンテ手前の10mくらいの映像がはっきり見える。
⇒カンテをゾーンでとらえられるようになってきている。このゾーンをいっぱいに使って、単発ではなくグイッと腰を押し出すように出ていければ。。
⇒しかし、顔の向きや目線が近すぎる裏返しでもある。記憶が飛ばなくなって、映像がはっきり見えるのは良いが、そのままの姿勢で、目線を遠くに置いたまま飛び出す(=前日の教訓、最後まで骨盤を返し続ける)を、定着させるべき。

・アプローチで、最後まで攻め続けることが出来るようになってきている。
骨盤を最後まで返し続ける感じ。最後までパワーポジションをとり続ける勇気とか、ストレートを通過してスピードが上がってカンテが見えてきても、なお前に攻めていこうという勇気とか、ギリギリの極限状態でなお攻めていける快感とか、感じられるようになっている。


■12/30(MON)
一日強制オフ。。大雪のため。
AM名寄だめ、PM下川だめだった。飛べなかった。
だから、下川ではランバン滑りしてみた。ポイントとして考えていたのは、重心位置を捉えて、スキーと身体が一体になるように滑ること。
実は僕はアルペンスキーすら全然上手ではない。でも、スキーは重心を捉えれば操作出来る。ブレーキングで、右に曲がっていく止まり方が今は出来ないけど、左スキーの重心に向けて加圧したら、右に曲がっていけた。パラレルはまだ出来てないけど。でも、重心をとらえてそこを押すというのは正しいと思う。


写真:下川町、スキーを立てかける


その3に続く。

0 件のコメント:

コメントを投稿