2014年1月26日日曜日

北海道でつかんだポイント3つ

年末年始のジャンプ合宿でつかんだポイントをまとめてみた。
北海道でつかんだポイントは3つだな。
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1.アプローチでは、背中を真っ直ぐにする。
2.テイクオフは、頭の中に空中を思い浮かべながら。
3.テイクオフでは、下半身と上半身を同じ方向に当てる。
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1.アプローチでは、背中を真っ直ぐにする。
⇒アプローチ姿勢において、腰付近の丸みがとれると、足からの上昇力をそのまま身体に当てることができる。

スタート時、丁寧に骨盤を返す。基本。
本当に基本中の基本だけど、もともと猫背気味なので、ほっとくとおろそかになるので注意する。


2.テイクオフは、頭の中に空中を思い浮かべながら。
⇒テイクオフは、空中のマキシマムを思い浮かべながら踏み切ると、空中で脚全体に力が入るので空中姿勢が安定する。

テイクオフをするときの頭の中のイメージに、
空中でのマキシマム(前傾して、風圧を足裏に受けている時間)があると、テイクオフ後に自然とイメージしていた通りの空中姿勢に入れる。

すなわち、空中で脚全体に力を入れる動きが自然ととれるので、スキーをグリップでき、空中姿勢が安定する。

⇒補足すると、調子が悪いときほど、テイクオフしてるときはテイクオフのことを考えがち(つまり、空中を考えてない)。
だから、テイクオフ後は頭の中が空っぽになり、空中イメージがないので、飛び出した後に脚の力がゆるんでスキーがばらつく。

良い時は、空中で最も風を受けてるときのことをイメージしながら飛び出していける。
特に、足の裏で空気を踏みつけている、あの時間のイメージを頭に残したまま空中に入っていける。
だから、脚全体に力が行き届き、スキーのグリップ力や空中姿勢が安定する。

これからはラージヒルもバンバン飛びたいと思う。
こうして空中姿勢を安定させるポイントをようやくつかめてきたことが大きくて、
ラージヒルといえど、もう背伸びではなく、ある程度は安定して飛べる見通しもたってきた。

とにかくこれは安全性を高めるテクニックなのは間違いないから、ルーチンの1つとして、全てのジャンプで必ず実行する。


3.テイクオフでは、下半身と上半身を同じ方向に当てる。
これはまだ模索中のテクニックなんだけど、、

⇒下半身の伸びる方向(=足首角度)と上半身の向きが同じだと1番当たるみたい。つまり、テイクオフの瞬間、ヒザの方向に身体(上半身と下半身)が一直線になるのが、上昇力を得ることに限って言えば、最適なのだ。
<当てるためには、こんな感じ>
上半身  ↗
下半身 ↗

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この3は、下半身と上半身を同時に使う、かなり高度な技術だ。
だから、初心者は、3にはいきなりは取り組まない方がいい。
まずは、ジャンプのテイクオフで最も大切な「足の力で立ち上がること」、「脚を伸ばしきること」に取り組んだ方がいい。上半身はひとまず放っておいていい。

初心者は、まずは上半身を起こさずに、上半身始動とエアブレーキを避ける技術をマスターすべきと思う。(次エントリで書く)

また、インパクトだけを考えれば、踏み切る瞬間に下半身と上半身が一直線がいいんだろうけど、
ここはインパクト型かロスレス型かの選択肢があっていい。

オレはロスレス型が好きだ。
エアブレーキ嫌だし、低く出た方がかっこいい。
低く鋭い飛行曲線で、空中ではスキーと一体になって飛んで行く。これが一番なりたいジャンプスタイルだ。

ただ、それを踏まえても、
今の自分はテイクオフの方向を変える必要がある。さすがに今は低すぎる。

今は、下半身の伸びる方向が、足首角度よりも後ろ(ヒザが戻る)。それでいて、上半身をつぶし過ぎている。
これだと、足からの上昇力が、腰のリフトアップに直結しなくて、パワーロスが多いと思う。
<今の自分>
上半身  →
下半身 ↑

今みたいに上半身を抑えすぎて、頭の位置、顔の向き、肩が下がってくると、どうしてもヒザ戻っちゃうから、
ヒザ戻らない程度には上半身を解放してやりたい。
ただ、ヒザさえ戻らなくなれば、僕は上半身の解放は最小限にしたい。なるべく低い方が好みだし、自分の身体にも合ってると思うから。

で、どうやって上半身を解放するかだけど、
具体的には(1)腰を落とす、(2)上向きに飛び出す、の2つかな。

(1)のポイント
スタートで息を吐いて、アプローチでの重心を落とす。滑りながら息をさらに吐いて、さらに重心を落とす。そうすると、パワーがたまるポジションにまで腰を落とし込める。


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