2018年8月17日金曜日

2018.8 妙高合宿(夏休み)

会社の夏休みを使って、いつもの会社員仲間で妙高合宿に行ってきました。今回は5人集まりました。

僕もリハビリしながら、徐々に良くなってきました。

しかし、残りの合宿回数が少なくて、、今年は夏が早い。泣

[YouTube]201808 Yusuke Kitazawa - 妙高K60(on rehabilitation)


●安定飛行できないと疲れる
合宿終わってみて、何だかとっても疲れてしまいました。。

たったの3日分の練習なのに、帰宅後は頭痛も出てきたりして、昏倒に近いくらいでした。

なぜなのか。

ずっと、特別な緊張感があったのかもしれません。

普段ならジャンプでさほど危険は感じないけど、今は空中でバランスを崩したり、飛ぶ前には不安もあった。

そんな状態なので、身体が常に危機回避モードというか、アドレナリンが出続けてるというか、ずっと極限状態にさらされていた感じかもしれない。

どっと疲れがきた。笑


●続・新ブーツとの戦い
あいかわらず、なかなか苦戦してます。

足にフィットしなくて、足裏感覚もないし、空中で脱げそうになる。

<現状>
今まともに飛べていない一連の理由は、こんなところだと思う。

きちんと奥まで履けない。狭いブーツに、幅広の足を入れるから、側面が先に当たってしまう。

・つまり、足裏がブーツの底面にベタッと接地しないので、滑っていても足裏感覚が遠い、薄い。

・足裏感覚が薄いから、アプローチで重心が分からない。感じられない。

・重心位置が感じられないから、テイクオフで踏み込む場所が分からない。思い切り踏み込めない。

・踏み込めないと、空中でスキーがブレる。脚パワーが入っていないから。

・さらに、靴ヒモをこれでもかくらいに固く縛るので、足の血が止まってしまい、足が痺れてくる。これも足裏感覚が薄れる要因に。

・それだけ縛っても、ブーツ自体が足からズレて動いてしまうので、やはりスキーがバラつく。FTMMの技術で、脚パワーだけはちゃんと入れたとしても、こうなる。


スキー、ビンディング、ジャンプスーツ、、どれも変えた瞬間から、ほぼ問題なく飛べていたけど、僕はブーツだけはだめだ。。

その新ブーツも、履いた初日から問題なく使える選手もけっこういる。

たとえば村田さんは初日に塩沢ノーマルヒルでK点ジャンプしてたし、むしろブーツを変えた途端にヒザ戻りがなくなっていた。土光くんも初日から、変更前と同等以上のジャンプをしてた。

僕自身は、これまでシューズはずっとAsian Fitというか、ワイドタイプだったから、ヨーロッパの細長い足型には本当に苦戦する。

慣らすために家の中で履いたりしてたけど、ここまで埒があかないとなると、、

最終手段としてはまだいろんな手があるから、次までに試してみる。


●次は1ヶ月後(大会は不参加)
塩沢、妙高の大会は、お盆にK点まで飛んだら出ようと思ってたけど、だめだった。間に合わなかった。

だから、次飛べるのは大会後、1ヶ月くらい先になる。

今、疲れながらも、飛びたい気持ちはあって、待ち遠しい。


●出来ることだけやる
もう今は、アプローチやテイクオフはある程度どうしようもないから、割り切って、そこから独立してる技術に取り組む。

アプローチでの目線近い病を徹底退治・絶滅に追い込もうと思う。

悪いときは、滑りながらカンテの切れ目が視界の中心に見えてるくらい。この話をしたら、けっこう上手な知り合いジャンパーに驚かれたことがある。

そうじゃなくて。まっすぐ先を見る。

目の前には空が広がってて、カンテは視界の下にちょこっとある感じが良い。

カンテを見ずに、空中を見たままテイクオフ。

飛び終えて、なんとなく出来たかな?と感じたときは、出来てない。

出来てるときは明らかに視界が違うから、はっきり出来たと分かる。


●もう一度、ジャンプのイメージをつくる
次の合宿までは時間があく。

とりあえずは出来ることをやるしかないけど、

その先を見据えたときに、この時間で、ジャンプのイメージをもう一度、しっかりつくってみようと思った。

きっと、ほっとくと以前と同じ飛び方をしてしまう。悪いクセを含んだ飛び方を。

そこに歯止めをかけて、物理的に正しい技術に変更したい。

<つくりたいイメージ>
去年の好調時に出来かけていたことを、もう一度丁寧につくりあげてみる。

スピード違反で追い越さない
手を使わない
頭を下げない

<時間はかかるけど、やるべきだ>
ここ数年、きちんとイメージづくりはしていなかったと思う。

イメージって、時間をかけないと出来ない。

単発の思いつきテクニックでは、実行上効果のあるものってなかなか生まれない。

普段から身体を動かす習慣がある人だったり、運動センスのある人ですら、いざ思い付きを試してみたら、現実とかけ離れていて使えないことも多い。

思いつきをベースにして、ふくらませる必要がある。

上手くいったテクニック、過去から今までアドバイスされたたくさんの内容、上手い選手の飛び方、他のスポーツを通して分かった身体の使い方、、

そういったたくさんの事柄たちと整合がとれて、しっくりくるようなイメージを、日々頭の中でつくっていく。

実際に身体も動かして小さく試しながら、だんだん洗練していって、ようやく実際に使えるイメージが出来上がる。

ヒントはたくさんまわりにあるけど、身体を動かす本人にしか、その本人自身が使えるイメージはつくれない。

昔は通勤時間とか、ジョギングしながらとか、食事、シャワーのときとか、(仕事中とか)、常時考えてたと思う。

やってみようと思う。


●空を見上げて、このあと霧出て来そうだよねとか話してんだと思う


●霧の妙高高原。これでも薄いほう(レベル10段階中の5くらい)


●何年ぶりかのトップゲート。ブーツが多少馴染んだので、滞空時間を伸ばそうとした


●練習後に1発。至福ビール。赤倉温泉 昌和荘


2018年8月10日金曜日

明日からお盆合宿(妙高)

楽しみ。
明日からお盆合宿です。

今年はスロースタートなので、恒例の蔵王には行けず。ミディアムヒルのある妙高へ。

宿は行きつけの昌和荘。食事がとてもおいしい。

山菜とか、旬の素材をさりげなく。ご主人自ら出かけて、昼間とったものを夕飯に調理してくれることもある。

今回の合宿では、ブーツの慣らしも含めて、伸び伸び飛びたい。

そして、塩沢の大会前の最後の練習になるので、出場出来るかどうかの見極めでもある。

実際ハードルは高いと思うけど、エントリーだけはしておいた。

合宿に行くときの雰囲気は好きで、最初の朝ドライブから始まって、ジャンプ、食事、赤倉温泉、至福のビール、その一連が楽しみ。

道具の安全には引き続き気をつかって、行ってこようと思います。



2018年7月18日水曜日

2018.7.14-15 妙高(ジャンプ復帰)

土日で妙高に、久々の合宿に行ってきました。

今回は清水久之さんがコーチしてくれる、第97回ミニキャンプでもありました。

終わってみて、僕としては上出来。

ジャンプに復帰することが出来ました。

【YouTube】201807 Yusuke Kitazawa - 陸トレ&ジャンプリハビリ妙高K65


●合格点
今回は、スタートゲートからスタートすること、それだけを目標にしていました。

それが出来たので、今回はok。

初日の午前中、早々に飛んで、

15番ゲートから、33m。笑
去年はK点60mまで飛んでいたゲート。

元に戻るのは時間の問題な気もするし、飛びかた忘れた気もする。笑

ただ、もう一度スタートすることが出来た。
それで、まずはok。

あと、ひそかに船木さんからもらったインナーを着て飛びました。お守り。

ラージヒルを初めて飛んだときとか、大事なときには必ずこれ着てる。

ここからリスタートです。


以下は、その他いろいろと。


●安全のための新ルーチン
復帰ジャンプの前にはランディングバーンを数回滑ったけど、そのときもちゃんとカカトの保護ストラップを付けました。

滑るだけなら必要ないけど、例外なく付ける。どんなときでも必ず付けることにしました。

安全第一。


●新ブーツとの戦い
今の1番のハードルはここかも。

今回のケガは、ブーツが摩耗してたのが原因だったから、取り替えて、新しいブーツを使い始めてます。

ジャンプブーツは、ヨーロッパ人の足型に合わせられているので、僕にとってはすごく細長い。

だから、履いたとき、足が両側から挟まれてるみたいで痛い。

履き慣れればだんだん柔らかくなってフィットするんだけど、おろしたてはなかなか大変。

1本ごとにブーツ脱がないとだめなレベルで痛くて、そのたびにきつい縛り直しを繰り返すから、縛る手の指の皮が剥けちゃったりする。

それだけやっても、ブーツと足の形が合ってないから、空中で風圧を受けるとズレて脱げそうになって、バランスを崩してしまう。

だからまだ、滞空時間を伸ばせない。2割くらいの力でテイクオフしてる。

家の中で履いたり、手で広げたりして、フィットするように馴染ませなきゃ。


●上手い大学生選手たち
東大チームの1か3か忘れたけど、何とか川選手が上手くなってて、すごいと思った。

ノーマルヒルを楽しそうに飛んでた。

大きな台でK点付近まで飛んだときは、独特の空中感覚がある。

いつものミディアムヒルなら終わるはずの空中が、さらにもう1段階続いていて、、

長い空中感覚を味わえる。空気に身体を委ねて、全身に風圧を感じながら、ゆーっくり降りていく感じ。

このあたりを味わうと、やっぱりジャンプは楽しいと、本当に実感がわいてくる。

ジャンプを始めた選手には、ぜひここまで体験してほしいと思う。

さらに、この世の中にはラージヒルというものがあって、、そこのK点フライトとなるとまた別格。

さらにさらに、フライングヒルは究極の醍醐味なんだろうけど、、それはまずラージヒルでHS越えてからかなと思う。笑

みんなで紅白戦で、ラージヒル団体とか出来たら良いな。

また、我らが東工大チームも、1年生にホネのありそうな選手が加わってた。森くん。

スキーを全く未経験な状態から、いきなりジャンプスキーを履いてのチャレンジ。

ランディングバーン滑りも、始めは間もなく転んでたけど、徐々に距離が伸びて、最終日には転ばずに滑りきったみたい。

今がたぶん、転んでばかりで1番つらい時期だと思うから、何とかそこを越えて、空中を楽しめる段階まで進んでほしいと思った。


●まるで自然な復帰
今回は、僕としてはケガからの復帰だった。

ただ、復帰といっても特別なことはしてなくて。

いつも通り、夏は会社員チームで一緒に合宿にいく流れがあって、清水さんのジャンプミニキャンプもあって、、

その流れに乗っているだけで、自然と復帰出来てしまった感じ。

だから、こういう環境に身を置けていること、すなわち、コーチたち仲間たちがいてくれて、嬉しいなと思いました。

Our Flight Never Ends.



●社会人チームユニフォーム。朝の戦隊ヒーローみたいに色違い。


●背中はひとりひとりオーダーメイド。飛型もフレーズも、それぞれ自分自身のもの。


●ビンディング職人の池口くん。新ブーツに合わせて調整&保護ストラップ付けてもらった。


●社会人チーム


●東工大チーム



2018年5月6日日曜日

#51

2018年5月4日
MLBシアトル・マリナーズのイチロー選手が事実上引退してしまいました。

僕はジャンプのウォーミングアップに野球するくらいの野球好き、というかイチロー好きだったので、残念です。

公式には引退ではありませんが、来季以降出場したとしても、数試合程度にとどまると思います。

シーズン通して日々戦うということは、おそらくもうありません。

したがって、僕がずっと行ってきた日々のルーチン(毎日イチロー選手の安打数を追いかけて、バッティングフォームを確認する)は、もう終わるしかありません。

仕方ないとはいえ、マリナーズにはもう少し待ってほしかった。

いつもスロースターターなので、5月というシーズンの早い段階で、力を出し切る前に終わりが来てしまったのは、心残りです。


●自分のトレーニングの参考にしてた
イチロー選手のトレーニング内容や姿勢は、単純に野球ファンとしてだけではなく、ジャンプ向けトレーニングの参考にもしていました。

それだけ思い入れがあり、寂しさがあります。

ストレッチするときは、たいていYouTubeでその日のイチロー全打席かスーパープレイ集を見ながらでしたし、後述のジムもイチロー選手の影響です。

いつから追いかけてきたか、ハッキリした記憶はありませんが、2010年の10年連続200本安打の際には号外を買っていたので、そのときには既に。

そして2008年時点では、学校の居室で、ESPNで日々の安打数と打率を確認していたのも思い出しました。

振り返ってみると、イチロー選手は自分が好きなものをいくつも持っていたし、ジャンプともつながりがあったし、インタビューでも、実際に体験した本人しか感じられないことを確実に言葉にする。

それで、より深く追いかけるようになっていった気がします。

ジャンプと直結はしないものの、書かずにはいられず。書いちゃいます。


①別格だったバッティング
僕がイチローを直接見たのは一度だけなのですが、それが2000年、渡米前最後のシーズン、長野オリンピックスタジアムでの観戦でした。

父親が野球好きで、僕も小学校の6年間やっていたので、長野に珍しくプロが来たということで、一緒に観に行った記憶があります。

ここで、強く印象に残っているのは、試合よりも、その前の練習の様子です。

イチローのバッティング練習。

ほぼ全てのボールを真芯でとらえていました。

綺麗に全く同じ弾道で、右にホームラン5連発。そこから左にホームラン5連発。完璧な打ち分けと再現性。

代わった次の選手は、打ち損じたり、たまに出るホームラン性の当たりの後はゴロだったり、右だったり左だったり、全くバラついていました。

プロの一軍選手の中でも、イチローは明らかに別格で、さすがだな、と感じたことを覚えています。

試合も終盤になり、父親は何かの理由で帰りたがってましたが(もともと練習のほうを見たがっていたのと、試合はもう大差で勝負がついていたから?)

僕は「あと一人でも塁に出ればイチローに打順が回るから、見ていきたい」と言って残ってたのを覚えてます。

このときから、イチローはすごい、という印象が根底に出来上がったと思います。

(さっき調べたら、この日は2000年5月21日、オリックスvs西武。松坂を5回KO。イチローは5打数3安打)

#追記
さらに奇跡的に、この日の写真が出てきたので、貼っちゃう。撮ってたんだなあ。


●イチロー打撃練習(2000.5.21)


●イチロー打席(2000.5.21)


②細身で俊足
MLBでは、ジャイアンにビッグライトを当てたような選手が多い(と僕には見えている)

悪く言えば、デカくて馬鹿力なだけで、ドタドタと走るのは遅い人たち。

僕が好きなスタイルはそれと正反対なところにあって、細身でスピード、キレ、バネがある選手。

イチロー選手がまさにそう。俊足の証である1番バッターで、MLB初年度は盗塁王。

僕自身が小柄で俊足タイプだったからか、ただデカいだけで動きが遅いものは、昔から自分の美学に反する。

ジャンプで岡部さんに惹かれたのも、軽量で、素晴らしく鋭いテイクオフがあったから。

トラックやダンプカーよりも、速くて小回りもきく、F1カーが好きだった。

ファミスタでは「ピノ」が抜群に一番好き。

そんな価値観からすると、イチロー選手はまさにど真ん中でした。


③自分と同じ右投げ左打ち、1番
イチロー選手といえば右投げ左打ち、外野手、1番バッターですが、偶然にも、少年野球時代の僕も全く同じでした。

単純ですが、ここも共感出来た部分だったと思います。

左打者の方が一塁に近くて俊足を活かせるし、腕力が無いながらも、利き手の右手でバットを導けるので、振りやすかった。

もちろん、MLBと少年野球では、レベルも環境も何もかもが全く異なります。

しかし、こうして近い体験をしているように感じる、共感が出来る(出来た気になれる)というのは、心の距離を縮めるポイントなのでしょうか。

それにしても、1番バッターで首位打者近い打率なので、いつでも出塁して、俊足なので気付くと盗塁で2塁、3塁にいる。そしてヒット1本、犠牲フライ1本で帰ってこれる。

守備では、外野に飛べば即座にレーザービームで返球が来る。しかも完璧なコントロール。

見ていて本当にすごかった。


④トレーニング、船木さんも同じ。
イチロー選手の筋肉は、細いけど強い。非常にしなやかです。

本人いわく"soft muscle"ですが、これが俊足やケガに強い身体、そしてレーザービームを可能にしています。

そして、この筋肉のしなやかさをもたらしているのが、初動負荷トレーニングです。

マシンを使うトレーニングなのですが、ストレッチに近く、筋肉をほぐしたり、関節の可動域を拡げてくれます。

僕自身もジムでやってみましたが、感触は良いです。身体が軽くなる実感あり。

例えば、股関節は潤滑油をさしたようになって、下り坂だと自分の足の回転が円滑すぎて、一度走り出すと止まらず、自分で自分のスピードについていけなくて怖くなることがある。

筋肉が伸びて柔らかくなることで、同じ筋肉の太さでも、伸び縮みのするバネのような強さが出せる。細いまま強くなれる。

まさにジャンプに向いていると思った。

船木さんも昔通っていた実績があって、直接聞いてみても、プラスだったという印象をお持ちだった。

イチロー選手のトレーニングが、スキージャンプにもバッチリ合っていた。これも、追いかけるようになった一因と思う。


⑤日々のルーチン、継続性
The Art of Preparation(準備の芸術)と呼ばれるほど、イチロー選手の徹底した毎日のルーチンは野球界では有名だそうです。

ストレッチ、トレーニングを決して欠かさなくて、いつでもどんなときでも準備が出来ていると評されています。

球界の先輩と飲んでいても、時間になるとサッとトレーニングを始めてしまうとのこと。(記事)
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「夜9時過ぎでしたかね、いきなり、『稲葉さん、ちょっと失礼してトレーニングしてきます』ですからね(笑)。隣の部屋に数台のトレーニングマシンがあって、1時間半ぐらい黙々と。もう四六時中、野球のことを考えている」
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ここはまさに分野を問わずに見習うところ。

今の僕に必要なのは肩のリハビリやジョギングですが、それを会社生活の24hに上手く組み込んで、日々やらないと。

ついサボりたくもなるけど、そうしたらそこまでの選手だったと思う。

やっぱり気持ちの強さがあったから、ここまで来たと思う。

27歳、大人になってからスキージャンプ。東京在住。週5フルタイムで会社員。

合理的に言えば無理であろうことをやってきたと思う。

出来ない理由や言い訳は、つくろうとするなら無限につくれたと思うけど、頭に浮かびすらしなかった。

当初は、ラージヒルを飛べるまでになるなんて、そしてK点120mまで飛ぶなんて、自分以外は誰も思ってなかったと思う。

しかしながら、ここ2年くらいはだめだ。

ジョギング、ストレッチ、バランス。準備のルーチンが全く崩れている。

それまでは合理性の壁を突き抜けてきたけど、ここ数年は、無理のない範囲でとか、出来る範囲でとか。合理的なことを言い始めていたと思う。

そこは忙しさだけじゃなくて、自分の甘さがあったと思う。イチローにはなかったものと思う。

本当に疲れ切っていたなら、休んで良いと思う。後から、ああしておけば良かった、が無いのなら良いと思う。

しっかりトレーニングをしてた2015年頃は、ジョギングが日々のルーチンで、毎日走らないことが怖かった。

その日走らなかった後悔を、翌日ずっとしていなければならないことが嫌だった。

もう一つ突き抜けるには、ここからもう一度、そんなゾーンに入るしかないと思う。


⑥魅せるパフォーマンス
最後に、これはおまけ的ではありますが、打席でバットを立てるあのポーズ。

イチロー選手といえばこれ、というくらい有名と思いますが、あれは良いなぁと思ってて。

エンタメ要素ってプロスポーツにはすごく大事だと思う。

本人が楽しいアマチュアスポーツと違って、観客が払うお金でサイクルを回しているプロスポーツは、究極的には見ている人が喜んでくれないと意味がないと思う。

イチロー選手のあのポーズが出るたびに、見ているファンが、待ってました、という感じになって、嬉しくなって、盛り上がる。

こんな動画も見つけた。
イチローが打席に立ったときの盛り上がりの様子。バットを立てた瞬間、フラッシュの嵐で歓声が上がる。
【YouTube1】
【YouTube2】

あのポーズは、もちろんバッティング上の合理的な理由があるはずだけど、その形がたまたま人を惹き付ける形も兼ねているという。本当にスター性があると思う。

僕もミーハーなところがあるので、ジャンプ前のウォーミングアップの野球のときは同じポーズをとってみたり、背番号51のTシャツ着てみたりしてる。

こうやって、ちょこっと楽しみ要素を入れながら何かをやるのは好き。

最後にイチロー選手の言葉で好きなものを引用しながら、まずはリハビリ、日々のルーチンをがんばろうと思います。

--
特別なことをするために
特別なことをするのではない、
特別なことをするために
普段どおりの当たり前のことをする。

人に勝つという価値観では
野球をやっていない。

やってみて「ダメだ」とわかったことと、
はじめから「ダメだ」と言われたことは、
違います。

びっくりするような好プレイが、
勝ちに結びつくことは少ないです。
確実にこなさないといけないプレイを
確実にこなせるチームは強いと思います。




●ウォーミングアップはこれに限る



2018年4月28日土曜日

リハビリ&運動再開

●右肩治らない
1月に骨折をして、特に損傷がひどかった右肩ですが、ようやく少しずつ動くようになってきました。

しかし、状況はあまり良くないです。手術後からずっと肩が上がらなくて、4月に入っても状況変わらず、リハビリの先生とも、この時期でこの動かなさはやばいね、と話してたくらい。

2週間くらい前は、この右肩では本当にもうジャンプ無理かもなと思ってて、村田さんとお酒飲みながら暗い感じになってたりもしましたが、

それでもどうにかするしかないので、一人でも出来るリハビリをあれこれ独自開発してみました。

名前だけ挙げてみると、、
・椅子リハビリ
・ソファーリハビリ
・仰向けリハビリ
・うつ伏せリハビリ
・つり革リハビリ
あまり効果なかったけどスピードスケートリハビリ

これを始めたあたりから回復してきて、さらに関節の滑りを良くする注射も打ってもらったりして。

おそらく完全には右肩の可動域は戻りませんが、ジャンプはいけそうな感じがしてきています。


●ジムでもリハビリ
2015年頃からジムに通っていて、そこにはイチロー選手愛用のマシンが置いてあるのですが、肩、腕、足首、股関節など、各関節の可動域を拡げてくれる働きをしてくれます。

ちょうど今の右肩が動かない状況にハマる感じなのですが、4月半ば頃までは、肩が上がらなすぎてマシンを使えるところまでいけなかった。

今はある程度回復して、痛いけど何とか使えるようになってきました。これでジムでもリハビリ出来るように。


●ジョギングも再開
少しずつ走り始めました。

一度4月上旬に走ってみたのですが、そのときは右肩がジンジンしてきて、20分もたたずにストップ。たぶん腕の重みや、腕を振るときの痛みが蓄積してた。

数日前くらいにリトライして、40分くらい走っても肩はまだ大丈夫でした。そして、今はそのくらいで十分。

軽めで十分だし、体調も良くなるので、なるべく毎日走ろうと思います。

<パワー回復を>
そして、今は筋力がガタ落ちしてしまってます。

入院中はかなりの時間横になって過ごしていたし、運動は全く出来なかった。

体重も落ちた。

シーズン中で絞ってたときは、夕飯ほとんど食べないままジョギング1時間とかを繰り返してやっと56kgだった。

それが、今回は食事も普通にして、チョコアイス毎日食べて、運動も全くしないのに53kg台。

いかに筋力が落ちたか。

自分の足、こんなに柔らかかったっけと感じるくらい筋肉がなくなっていました。もうふにゃふにゃ。

こんな状況なので、今はトレーニングというよりは、普通の人に戻るための身体慣らしをしてる感じです。


●その他いろいろ課題
その他にも課題はたくさん。

右肩もまだ骨の強度に不安ありで、例えばジャンプブーツのカカトにビンディングをパチーンと叩いてはめるのも、今は出来そうにない。

スキーもパワー的に担げるか分からない。今は腕を真っ直ぐ上げるだけですぐ疲れちゃうくらい。

ブーツも新しいものに変えるので、かなり影響は大きい。たとえケガしてなかったとしても相当影響あるような変更。

使ってたスキーも、転倒以来まだ実物を見ていないので、ビンディングも含めて、どこか壊れていないかどうかも正確に分かってない。

少なくともセーフティストラップは付け直さなきゃいけない。

こんな感じでまだまだですが、肩も体力も道具も、ちゃんと準備が出来たら、また飛びたいと思います。

新トレーニングウェア。届いた。これでジム行ったり走ったりする。




2018年2月4日日曜日

新トレーニングウェア

2月に入り、入院してひと月ほど経ちました。

次第に腕も回復してきて、入院生活にだいぶ余裕が出てきました。まだ本来の動きにはほど遠いですが、生活だけは何とか出来そうなレベルです。



●Tシャツつくりたい

入院中の時間の活用として、春にある資格試験の勉強をしたりもしていますが、なぜかふと思い立って、自作のオリジナルTシャツをつくりはじめてます。

大会で撮っていただいた自分のジャンプ写真があるので、それを素材にして、退院後のトレーニングのときに着れたら良いなと思いました。


今だいぶ形になってきたので、製作も楽しかったし、過程を書き残しておきたいと思います。


ジャンプテクニックは一切出てこない、入院中ならではの記事です。泣



●まずは基本デザイン

フルカラー写真そのままだと、見た目の主張が強すぎてしまい、あまり着ていられないと思ったので、写真を大人しくする方向で、いろいろと加工してみました。

iPhoneアプリで手書きイラスト風にしてみたり、モノクロやセピアにしてみたり。



●初期の写真加工テスト。手書き風、なのかな

そこで、最終的にたどり着いたのがシルエット(=影絵)でした。


シルエットだとスマートな感じがして、主張もさり気なくて、程よくて、良いかなと。


あとは、どの写真を素材にしようかも、けっこう選んだ。


なるべくかっこ良いやつを使いたくて。笑


シルエットにすると印象変わるのもあったりして。



●どの写真にしようか選ぶ。横か、正面か。シルエットにして比べてます


●選んだシルエットを使った暫定デザイン。シンプル&きれいめでいきたかった。元写真は富山2017です(西岡さん撮影)


●超解像

そしてTシャツですが、ポストカードなどと比べて、かなり大きめサイズの印刷になります。

すると、画像を大きく拡大したときに目立つやつですが、輪郭がギザギザしちゃうかな、と気になりました。


試しにディスプレイにTシャツ原寸大くらいで映したところ、ちょっと荒れが目立つ。


よって、超解像が必要と判断。


まずは荒いシルエットで暫定デザインをつくり、OKと思ったら、そこから8Kレベルに高画質化します。



●超解像Before/After.たとえ8Kテレビに映してもクッキリです(こだわり)

今回の超解像では、元画像のギザギザした部分を、高解像度のパーツ(直線、曲線などの基本図形)に置き換える方法をとりました。


手順はこんな感じ(どうでもいいと思うけど、書いちゃう)


①. 超解像する部分を決める

②. ①を置き換える高解像度パーツを準備する
③. ②でつくったパーツを①と差し替える

たとえば上の写真を例にとると、


①. スキーを超解像対象と決める(現状は荒くて、
階段状にギザギザしてる)
②. ①と同じ形・向きの高画質パーツを用意する(スキーに沿った、左上がりのなめらかな直線を用意)
③. ①のギザギザ部分を削除して、同じ位置に②でつくった高画質パーツを置く(ギザギザを高画質パーツで置き換える)

すると、上の写真のBefore/Afterのような超解像が可能です。


ここでポイントなのは、②の同じ形の高画質パーツを準備するところ。


直線ならカンタンなのですが、実はスキーもごく緩やかにカーブしているので、そのカーブ度合いを絶妙に合わせるよう手作業で微調整が必要。


さらに、身体のラインや指先、ヘルメットしていない顔、髪型など、複雑な形になると、その輪郭に沿った高画質パーツをつくるのが本当に大変。


非常に骨の折れる作業で、めちゃくちゃ時間がかかるから、入院中だからこそ出来たと思う。


もはや入院記念T。


そして骨が折れるとか洒落になってない。


もしかしたら、これだけシルエットを高画質化しても、プリント後の画質にはさほど差は出ないかもしれない。光沢紙・フォトペーパーと違って、Tシャツはプリントに最適とはいえない布地なので。


けど、ついやっちゃう。笑


何というか、圧倒的高画質へのこだわり。効率を度外視してでも、やりたくなってやっちゃう。それが楽しい。


子供の頃からテレビやカメラの高画質化技術、ウォークマンやピュアオーディオの高音質化技術みたいなのが大好きだったけど、今回はどこかそんな血が騒ぐ作業だった。


久々に、自分の中のソニースピリットが目覚めたというか、ああ自分はこういうタイプだったなと、思い出した気がした。



●レイアウトともう1つのデザイン

さて、素材のジャンプ写真を決めて、高解像度のシルエットをつくったあとは、レイアウトを考えます。

一緒に英文を添えたいと思ってたので、シルエットと英文のレイアウトや装飾、色をどうするか。


あとは別デザインもつくりたくなった。


素材探しでいろんな写真眺めてたら、仲間たちと撮った集合写真もいいなあと思って。




●社会人ジャンプ仲間たち。大野くんだけ手ぶらだったので、シルエット化のときにスキー盛った


●プロデザイナーに相談

ここで、友だちに元服飾デザイナーさんがいたので、相談してみたりもしました。本人もすごいお洒落で綺麗な人。センスが良いのを体現してる人なので、頼りになる。

そしたらやっぱりさすがで、ふむふむとなった。さすがプロ。


オシャレっぽくしたければ、色やフォントはこうしたらええよとか。たとえば、文章はデザインの右下に小さく入れてみるとか。


あとは絵を配置するときの全体バランスの話。


2つのデザインを1枚のTシャツにまとめて
、前面にジャンプ、背面に仲間たちの絵はどうかなと思って聞いてみたら、そこへの回答もさすがで。

前も後ろも、どっちもデカイ絵だとくどくなるから、前をメインを大きくしたら、背中は小さくしたほうが良いとか。


他にもたくさん。


そんな感じで何度かやりとりしながら、進めていきました。



●これがいいかな

数日前、ようやく、これでいきたいな、と思うデザインが出来ました。

ついに念願のデザイナーさんOKも出て、笑


ひとまず完成。


もちろん、ここからもけっこう微調整したくなります。


翌朝にふと見ると、文字でかくて圧迫感あるなと思って少し小さくしたり。すると文字が大人しくなるので、シルエットを気持ち大きく出来たりとか。


それでも、だいたい形になってきました。


ひとまずの完成品2つ。



●1枚目の英文はもちろんこれ
"I FLY FREELY OVER THE SKY”.
ホワイト地にチャコールとネイビーの2色展開。色は無数の中から好きに選べるけど、この2色がいいな


●2枚目は、ずっと飛んでそうな会社員ジャンパー仲間たちと。メンバーと文章が合ってて良いかなと思ったのです。
"Our Flight Never Ends”.


このデータで入稿して、オーダーすれば数日でTシャツ化されて届くみたいなので、現物化するの楽しみ。


退院したら、これを着て、また動き始めようと思います。


ジョギング、ジム、ストレッチ、バランス、、いろんなトレーニングをして、飛べる身体を取り戻す!



●ちなみに今の状態。しばらく休みます

●村田さんver.も製作。ちょうどつくってるときに連絡してて、そんな流れに。笑
僕は斜め前向きだけど、村田さんの正面向きもかっこよい。本人に着てもらう予定です(たぶん押し付けてない)


2018年1月18日木曜日

早めのシーズン終了

ここのところ毎年、年明けに北海道で入院している。笑

まずは、生前最後のジャンプ映像たちを。
【YouTube】201712 Yusuke Kitazawa - 下川町K40/K65


●初めての大きなケガ
冬に入ってケガをしました。

ジャンプを始めて7年、初めての大きなケガ。両腕の骨折。

右肩の球のところが粉砕骨折、左の二の腕あたりで大きな骨がキレイにパキン。

空中でスキーが外れてしまいました。

 大好きな下川町で元旦に新年の初飛びを終えて、翌日の最初のジャンプでした。

空中でパキーンと音がして左スキーがどこか飛んでったのを覚えてます。

転び方は上手いほうという自負はありましたが、さすがにだめだった。

頭は守ったけど、かばった両腕が痛くて、ランディングバーンで動けなかった。

周囲の方が駆け寄ってきてくれたのは分かったけど、激痛と朦朧とした混沌の中で、状況はよく把握できなかった。

そのまま入院。腫れが引くまで待って、手術をして、数日たって落ち着いて、今に至る。


●引退するとき
さすがの自分も、ドクターヘリの中で朦朧としながら、これでもうジャンプ引退かな、、心残りは、とか。そんなこともよぎった。仕事も家庭もあるから。

心残り、、ある、、いや、もう十分やったかな、ここまで良くやった、FITにも入れてもらえた、ラージヒルでK点も越えた、地元長野での国体にも出れた、、いや、まだだ。まだ国体入賞してない、テイクオフにも全く満足出来てない、、しかしもうケガは出来ない、、

そんなことがグルグル回ってた。


●ブーツの摩耗
原因はここだったと思う。ブーツのカカト部分=ビンディングのクリップをはめるところが、長年の使用ですり減っていた。

あとでみんながいろんな道具の組合せを試してくれたみたいなんだけど、自分のブーツにしたときだけ、誰のビンディングで固定してもグラグラだったみたい。

たしかに使い倒してたブーツだった。自分自身もフルに2シーズン使っていたし、そもそもが、チームメイトがもう使わなくなったものを譲ってもらったものだった。寿命だったと思う。

それにビンディング側は問題なかった。ヒールクリップは新品で、前日取り替えたばかり。

また、冬はブーツとクリップの接点のところに雪が詰まって、クリップが半差しになることが多いけど、雪の詰まりはスタート台でドライバーで完璧にとってあった。

やはり、原因はブーツの留め具部分の摩耗だったと特定して良いと思う。


●甘かった
実は、前日にも同じく、空中で同じスキーが外れて転倒していた。そのときは大事に至らなかったけど。

原因は、ヒールクリップかブーツかの2択だった。

そこからクリップを新品に変えて、スモールヒルを数本飛んで、いちおう大丈夫だったので、ミディアムヒルに戻っていた。

依然として、ブーツの可能性もあると思っていたけど、頭の中で黙殺してしまっていた。

それは、ブーツはスペアがなかったから。替えなきゃいけないとすると、もう北海道にいる間は飛べなくなるから。

そんなことから、結局、ブーツ以外が原因であってほしい、大丈夫なはずというただの願望・心理に勝てなかった。

さらに、前日の転倒の衝撃で、保護ストラップもスキーからネジごと抜けてなくなってしまっていた。(ヒールクリップが外れても、結んだ紐で、何とかブーツとスキーを繋ぎとめてくれるもの)

ものすごい危険な状態だった。かつ、それを自分で認識していた。それなのに、ただの根拠のない願望に負けた。

だから、自業自得だったと思う。


●少しでも違ったら、飛ばない
ただ、今は現地から離れているので冷静に考えられるけど、実際の現場では心が動く。飛びたい方向に判断のバイアスがかかる。

例えば、夏の土日のジャンプ合宿。せっかくクルマで4時間かけてジャンプ台にやってきたとき、保護ストラップが外れていた。そのときどうするか。

ホームセンターに買い出しに行ったら、貴重な半日、取り付けにドリルが必要だから、1日つぶしてしまうかもしれない。さらにいろいろ手間取ったり、他の不備も見つかるかもしれない。わざわざ土日を使って来たのに、ほぼ飛べずに帰るなんて嫌だ。

そのとき、今週だけなら大丈夫じゃないか、という心理が働くのは当然のこと。今までスキー外れたことないし、とか。

その中で、「飛ばない」判断を、これまではしてこなかった。出来なかった。

しかし、今度からは飛ばないことにする。

もともと土日だけで劇的に進化する可能性は統計的には少ない。他の人のジャンプを見ながら感じられるものもあるはず。また、いつも不足してる陸トレをしても良い。

とにかく、他の選択肢を選ぶことにする。

こういった安全に関わることについては、気付いた可能性を黙殺することを、僕はもう繰り返すことはないと思う。

たとえスタート台に上がったあとでも、大会だったとしても、気が付いたなら、飛ばずに引き返す。


●運は良かった
今回はミディアムヒルで、まだ良かったかもしれない。

もう少し道具が頑張ってしまって、札幌まで持ち越してノーマルヒルで外れるよりは。

あるいは、もっと早く限界が来て、サマーラストの白馬ラージヒルで外れるよりは。

甘かったわりには、運は良かったかもしれない。


●ジャンプファンに戻る
少なくともこの冬は、ジャンプファンに戻ろうと思う。飛び始める前みたいに。ちょうどオリンピックも近い。見る楽しみがある。

女子ジャンプも、外国勢のトップ2が目立つけど、オリンピック頃には勢力図変わってくるかもしれない。

トップ2は今絶好調だけど、絶好調は普通は何ヶ月も続かない。

どんな人も、日々体型は変わる。

テクニックは同じでも、元の身体が変われば結果は変わる。

もちろんワールドクラスのアスリートなら、体重はキチッと管理して、一定に保ってくるはず。

ただ、筋肉の量や張り、関節の柔らかさなど含めて、全てを一定に保つのはものすごく困難だ。

そこのミリ単位の変化がアプローチの微妙なズレにつながって、ジャンプの調子が変わっていく。

一方で、さらちゃんはまだ試運転な感じがするし、伊藤有希選手も例年2月頃に調子のピークが来る選手だ。

だから、トップ4人の位置関係は変わる可能性があると思う。楽しみだ。

●下川町といえばここ。やない
滞在中は、毎日練習後に寄るのが日課で、楽しみだった。シュークリームとプリンとクレープとケーキとパン。非常に好き。

●いつもの人たち。2018/1/1新年初飛び完了記念

●ナイターのコーチボックスから。この夜景を見ながら飛ぶのが本当に好き。

●全道ノルディック大会1本目(西岡さんありがとうございます)

●全道ノルディック幻の2本目。肩から手のひらまでリラックス出来ている。下川町停電のため1本で競技終了。

【2018 1/20追記】
同じく、空中でスキーが外れたことがある仲間からアドバイスもらった。
ブーツの磨耗を防ぐ方法。
アロンアルファをブーツのピンを止める所に2日に一回程度塗ってコーティングして磨り減りにくくしてます。
それを始めてから空中で外れたことはないです。
良ければ参考にしてみて下さい。

●アロンアルファでコーティング
うん、これはやろう。
自分のジャンプテクニックなら直しようがあるけど、道具はアンコントローラブルだから、ちょっと困ってたところだった。嬉しい。

あと、こうして仲間と来シーズンの合宿の話(毎年恒例の蔵王とか)をしてると、一瞬引退もよぎったこともあったけど、やっぱり自分は飛んでるのが自然だと思えてくる。

身体的には夏の途中からの復帰かな。

新ブーツで再チャレンジ!